坂ノ途中は、2020年4月から、「野菜がめぐるコンポスト」の取り扱いをはじめました。
虫の侵入を防げるファスナー付きの容器(ペットボトルをリサイクルした素材です)と、もみ殻などをベースにした生ごみを分解する基材がセットになったものです。

僕たち坂ノ途中が扱うのは、基本的に日常の暮らしのなかにあるものです。
生活という営みのなかで、環境に負荷をかけない方向へとシフトしていく。そのきっかけをつくりたいと思っています。
一過性のお祭り騒ぎのようなものでは、結局社会は変わっていかないんじゃないの、と思っているからです。

一度きりではわからないことや、つづけていくことの楽しさとかわずらわしさとか、長い時間をかけた繰り返しの先で目にすることができる眺めとか、それを楽しんだり分かち合うことを大切にしています。
お野菜の定期宅配をいちばんにおすすめしている理由もそこにあります。

暮らしの中の、小さな資源循環

「野菜がめぐるコンポスト」は、小さな資源循環を生み出そうという取り組みです。
ゴミを減らそう、資源のリサイクルをしよう、すごく大事なことだからこそ、ずっと、長くつづけられるようにしたい。

お野菜の定期宅配をベースにしている僕たちがコンポストを暮らしに取り入れてもらえるように提案することは、資源循環を日常の中に取り入れていくきっかけ作りという意味で、大きな価値があると思っています。


坂ノ途中が取り扱うコンポスト、正式な名称はLFCコンポストといいます。
小さなコミュニティで、だれでも参加できる食料サイクルをつくる。半径2kmのエリアのなかでの循環生活の実現を目指すローカルフードサイクリングさんが開発したものです。

代表のたいら由以子さんとは、出会ってもう6年ほどが経ちます。おたがい共感するところも多いけれど、ベースが福岡と京都なので、しょっちゅう会うわけではない。心を落ち着けた、長いお付き合いになっていきそうです。

そうそう、「野菜がめぐるコンポスト」の初回には、坂ノ途中からのお裾分けが入っています。自社農場のやまのあいだファームで育てたライ麦からつくった麦わらストロー。1本1本、太さが違い、色もバラバラ。使い終えたら小さくしてコンポストに入れられます。


坂ノ途中は自社便の配送をしているので、コンポストができたけれど使い途がないというお客さまから回収する取り組みも試験的にはじめてみます。
回収→やまのあいだファームの堆肥に→育てたお野菜をお客さまに、そういう循環を目指しています。
まずは京都・大阪・兵庫で自社便配送しているお客さま限定で、コンポスト(堆肥)を回収します。やまのあいだファームでさらに半年から1年ほど熟成させ、その後に畑に投入していこうと考えています。

小さなことであったとしても、「つづけること」を、僕たちはとても大切にしています。
「農業を持続可能なものにしていこう」そんな大層なことを言っていても、それが日々の積み重ねの先にあることを知っています。

コンポストを使うのって、微生物の活躍を実感できる、とてもわくわくする体験です。楽しんでくださいね。

●小野邦彦


野菜がめぐるコンポスト[定期宅配] はこちらから