いつも坂ノ途中だよりをお読みいただきありがとうございます。
お客さま窓口・色川友里です。

「うちの子、お野菜の好き嫌いが激しくて……」ママさんたちから聞くことの多い、このお悩み。お気持ち、とっても分かります! うちの子どもたちも、好き嫌いしますから……。
 ということで今回のテーマは、好き嫌い。子どものことや暮らしのこと、泣いて笑って毎日が試行錯誤の私が、このイラストのようにスパッと!……とはいきませんが、思ってること、打ち明けてみました。

イラスト:平石菜々子(坂ノ途中 お客様窓口)


すきもきらいも 受け入れてみる

 わが家には5歳の息子と4歳の娘がいます。二人ともよく食べるほうですが、離乳食の終わり頃から好き嫌いが始まりました。息子は、かぼちゃ、にんじんなど甘みのあるお野菜が苦手。娘は、レタスやほうれんそうなど葉物が嫌い。
私「ほら、かぼちゃの煮物も食べや」
息子「もうおなかいっぱい……」(その後、ふりかけごはんは2杯おかわり)
娘「ごちそうさまー」
私「サラダ、残ってるけど?」
娘「おかあさんに、あ・げ・る♡」(大好きなトマトだけは食べてある)
 しょっちゅう、こんな感じです……。
 どんなお野菜も残さず食べてほしい! もちろん、そう思いながら毎日台所に立っています。でも、少しくらい好き嫌いがあっても、まぁいっか。最近はそう考えるようになりました。
 ちょっと前までは、なんとか嫌いなお野菜も食べさせようと、レシピを調べて、子どもが好む味つけにしてみたり、細かく刻んで何かに混ぜこんでみたり、いろんな方法を試しました。うまくいったかと思ったら、次はもう食べてくれなかったり……。
 メニューを考えるのに疲れかけたころ、たまたま読んだ本にこんなことが書かれているのを見つけました。ごはんは、子どものために作らなくていい。子どもがお野菜を食べられるようにとあの手この手を使ううちに、お砂糖や油を含んだ調味料で甘く、濃く味つけしがちになる(まさに私!)。嫌いなお野菜の味に気づかず食べてくれたとしても、糖分や油分もたくさん摂ることになってしまう……。だから、嫌いなお野菜があっても無理に食べさせようとしなくていいんだ、と。
 そういう考え方もあるんだと知ってなんだか心が軽くなりました。坂ノ途中のお野菜に出会ったことも重なり、お野菜のおかずはシンプルな味つけが中心に。焼くだけ、煮るだけ、なら作るのも簡単、残りものもウェルカム!
 なにより、大人が美味しそうにお野菜を食べるのを見ていれば、子どもたちもいつか好きになってくれるんじゃないかな、と思うのです。味覚は成長とともに変わっていくもの。なんでも食べてくれるに越したことはないのですが、嫌いなお野菜があっても、どーんと構えている母ちゃんでありたいな。
 ところで、好き嫌いって、食べものに限ったことではないですね……。見た目、におい、触った感じ。意識する・しないにかかわらず、私たちは毎日たくさん「好き嫌い」の判断をしているのではないでしょうか。そして大人になると、こと「嫌い」のほうについてはグッと気持ちを抑え込んでガマンしてしまっているような……。
 そこで最近、敢えて「嫌いなこと」に意識を向けてみました。なんで嫌い?どこが嫌い? 自問自答を繰り返すうちに、あれ、本当はそんなに嫌いじゃないかも、と気づいたり、理由なんてない、嫌いなものは嫌いなんや! じゃあ嫌いなままでいいやんって思えたり。好きと嫌いに、きちんと向き合って、好きも嫌いも認めてみる。それもまた心を軽くしてれたように思います。子どもたちも、いつかこんなことを考えたりするのかな。

 

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