こんにちは。
坂ノ途中で農家さん担当をしている横田早紀です。
春ですね。気が緩んできたのか、甘いもの欲が爆発しています。
このところは安納いもをじっくり焼き芋にして
バニラアイスをのせて食べるのにはまっています。これがうまい。。
なんだか食べすぎで太った気がするけど、
どうせ京都の地獄の夏で痩せるでしょ!と気にして、いま、せん……。
そんな悩ましくもおいしい安納いもが食べられるのは5月上旬まで。
先日やっと、私を悩ませる安納いもを育てている農家さんにお会いすることができました!
◎マタハリファーム 山崎大祐さん
鹿児島県の種子島で就農6年目。畑の広さは1町ほど。
出身は関東ですが、サーフィンが好きで14年前に種子島に移住。
カフェを経営した後、自然の中で働ける仕事がしたい、と農業を始められました。
(今でもほぼ毎日、海に通っているそう)
メインで栽培されているのは安納いも。
マタハリファームさんの安納いも栽培の一年はざっくりとこんな感じ。
*2~4月 安納いもの苗作り
*5~6月 畑へ苗の植え付け
*9~12月 収穫&在庫 ⇒ 完売する4月末まで出荷が続きます
私が山崎さんのところに伺ったのは3月の末だったので、
まだ畑には何も植えられていない状態だったのが残念。
そして曇り空。。。涙
除草剤を使わないので、苗を植えてからサツマイモのツルが伸びるまでの
梅雨明け~8月までが雑草との戦いの日々だそう。
苗の植え付けの合間をぬっては、除草作業として
畝の間に生える雑草に土をかぶせていくそうです。
サツマイモのツルが畑いっぱいに広がると、雑草が生えにくくなるので
この作業を完璧にしておくことが、除草作業軽減の秘訣だそう。
ちなみに種子島は、火山灰が積もってできた痩せた土壌ですが、
養分をそれほど必要とせず、水はけのよい場所を好むサツマイモにはぴったりです。
平らな南の島、夏場の申し分ない日当たりも重なって、
種子島の安納いもは美味しくなるのだな、と思いました。
出荷場には小さなトースターがありました。
山崎さんは作業をしながら何個か焼いてみて、味見しながら出荷しているそう。
そのまままるっと焼いて食べるのが美味しいよ~、とのこと。
5月上旬に在庫がなくなってしまうと、次においしい安納いもが食べられるのは
肌寒くなってくる10月中旬ごろから。
ねっとり甘い美味しさをたのしみに、季節が巡るのを待ちましょう。
※番外編
出荷場で、見たことのない野菜と出会いました!
その名もガジュツ。(紫ウコンともいうそう)
二日酔いによく効く漢方薬の原料だそうで、山崎さんにその漢方薬を分けてもらいました。
京都に帰ってお酒好きのスタッフに渡したら、
「史上最強に苦かった!けど史上最高に効果があった」と
レビューいただきました。良薬口に苦し。
わたしも有事の際には頼らせてもらおうと、以降、常に持ち歩いています。
南国の植物、恐るべし……。
帰り道、ご自宅の前にかわいい看板。
もっふもふのネコちゃんが、お庭をのっそりと歩いてました。
写真、撮れなかった……。