秋から冬になると食べたくなるかぼちゃ。煮ても焼いてもポタージュにしても美味しいですよね。
バターナッツやロロン、万次郎などいろいろな種類を見かけるようになりましたが、今年は、お馴染みの「普通のかぼちゃ」の収穫量が少ないようです。
その理由は? そもそもかぼちゃはどこからやってくるの? 美味しいかぼちゃの食べ方は?
今回はそんなかぼちゃの謎にせまるパンプキンスペシャルです!

 

今年のかぼちゃは貴重…?

もうすぐハロウィンですね。街でもユーモラスな顔をしたかぼちゃをよく見かけます。
そんなかぼちゃ、大きく日本かぼちゃと西洋かぼちゃに分けられるって知っていましたか?

日本かぼちゃは、鹿ヶ谷かぼちゃに代表されるような、上品で甘みの少ないもの。普段、私たちが目にしているのは西洋かぼちゃです。甘みが強く、ポタージュなどでも美味しくいただけるもの。
もちろん、西洋かぼちゃにもたくさんの種類があります。私たちがスーパーマーケットでよく見かける「普通のかぼちゃ」は、ほとんどが栗かぼちゃという品種です。

ところが、いちばん慣れ親しんできた、その栗かぼちゃ、今年、収穫の量を大きく減らしています。理由は、7月の上旬から中旬にかけて、北海道で降りつづいた雨。国内のかぼちゃの7、8割は北海道で育ちますが、かぼちゃが受粉する7月にかけて梅雨が長引く蝦夷梅雨(えぞつゆ)が起こり、受粉の仲立ちをするミツバチがかぼちゃ畑を飛び回ることができませんでした。

かぼちゃは雄花はたくさん咲きますが、雌花は少ししか花をつけず、受粉できないと、咲いたままポトリと落ちてしまいます。今年のかぼちゃは出荷のピークの時期にもそんな状態がつづいてしまいました。通常、かぼちゃは実を付けると、養分はそちらに取られて、ツルは枯れてしまいます。だけど、今年は実が少なかったせいで、ツルも実もとても立派な姿になっています。植物としてはとても元気な状態。でも、実を付けないかぼちゃってやっぱり寂しいですよね。
もしもお野菜セットに入っていたら「ラッキー」と思って、お召し上がりくださいね。

かぼちゃの花とツル

ところでこの話を聞かせてくれたのは、坂ノ途中でお野菜博士と呼ばれる杉山貴文さんです。  杉山さんはかつて、かぼちゃの買い付けのために北海道へ数え切れないほど通っていたパンプキンスペシャリスト。(もちろん、かぼちゃ以外のお野菜のこともものすごく詳しいです)
博士は、かぼちゃの最も美味しい食べ方も教えてくれました。

①ラップでふわっと包む
②レンジで8~9分(500w)加熱する
③全体が柔らかくなったら、あら熱をとる
④バターかお味噌をつけて食べる

これが、今まで恐ろしいほどかぼちゃを食べてきた博士が一番美味しいと感じる食べ方だそうです。