こんにちは、広報くらたです。
今週は提携農家さんをご紹介します。大阪・能勢町の須美ふぁーむ 今堀淳二さんは、ちょうど1年前にお付き合いの始まった農家さん。昨年出荷してくださったセロリの甘さとみずみずしさはとても印象的でした。
今シーズンもセロリの出荷がはじまりました!今堀さんの就農のきっかけや大切にしている思いをご紹介します。
 

農家さん紹介 須美ふぁー 今堀 淳二さん(大阪府能勢町)


前職では大阪市の飲食店で調理の仕事をしていた今堀さん。仕事をやめ、農業の道にすすむ決意をしたのは2010年のことです。
その大きなきっかけとなったのが、お母さんの急逝でした。前触れもなく心の整理がつかなかった、という今堀さん。
しかし、数か月の間お母さんの生前の仕事を引き継ぎ手伝いながら死と向き合ううち、姿が見えなくても自分の中にお母さんはいてくれる、命って確かにつながっている、と感じるように。
これからは命のつながりを大切にする生き方、仕事をしようと決めました。
 
そんなときに偶然目にしたのが「新規就農募集」のちらし。たくさんの命がかかわりあう、農業という仕事に興味を持ちました。
農業イベントに参加したり農家さんに話を聞きに行ったりしながら農業への思いを深めていき、2年ほど研修を受けたのち、2012年に能勢町で就農。
農場の名前「須美ふぁーむ」は、お母さんの名前から付けました。お母さんがくれた命のつながりを大切に農業を営んでいく、という今堀さんの決意のしるしです。
 

夏の畑。丁寧な畑づくりの様子がつたわってきます(撮影:今堀さん)

 
豊かな土の力を借りて自然のリズムに沿うように野菜を育て、できるだけ地元の資材を使い、農業に興味を持った人の体験や見学も積極的に受け入れる…これらすべてが「つながりを大切にすること」に結びついているという今堀さん。
この夏は、セロリ、青ナス、丸ズッキーニ、今年初挑戦した大玉のトマトなどを出荷予定です。どうぞお楽しみに!
 

収穫目前のセロリ。元気いっぱいです!(撮影:今堀さん)