子どものころ、両親はいろいろなものを食べさせてくれました。
みんなで「これめっちゃおいしい!」とひとこと言い合ったら後は黙々と食事に没頭する、そんな家庭でした(笑)。
モットーは「おいしいものは心を豊かにする」「我慢は毒」。
今も自分の育った食卓を想い描きながら、私、夫、今年2歳になる息子の3人家族の日々の食事を考えています。

私は、大学で栄養学を専攻し管理栄養士の資格を取得したのち、東京で食品メーカーの商品開発をしていました。
出産を機に仕事をやめて関西へ移住し、坂ノ途中へ入社。

出産して数か月、直面したのが「離乳食」。
「管理栄養士だから離乳食とか余裕でしょ」いろいろな人に言われました。たしかに大学で勉強しました。実習もありました。でも正直、まったく覚えていませんでした……。
「管理栄養士なのに」なんて言われたくない、という謎のプライドに後押しされて勉強をやりなおし、母子栄養指導士という資格を取りました。


とはいえ初めての子育ては想像以上に大変で、息子の離乳食は胸を張って頑張ったとはとても言えないものでした。ベビーフードにもたくさん頼りました。
でも、そういう「ちょっと休憩」があったからこそ「今日はこんなの作ってみよう!」と意欲もわいて、いい意味で波のある(笑)離乳食ライフだったと思います。

指導士として助産院での教室などの活動にも力を入れるため坂ノ途中を離れましたが、ベビーフードの開発を一緒に続けています。
私は子どもの食事の専門家ですが、息子は人並みに好き嫌いもしますし、食事に集中できないこともあります。
子どもってそういうもの、そう思ってもイライラすることもある。みなさんと悩みは同じです。


「おやさいといっしょ」
このコラムでは、離乳食をはじめ子どもの食のお話と、季節のお野菜や果物の食べさせ方、レシピをご紹介していきます。
おいしいお野菜を食べて、すくすく大きくなってほしい。
お野菜にいろいろな形や色、味わいがあるように、子育ても、いろいろ。
そんな気持ちを、このタイトルに込めました。

わが子と一緒にごはんを食べる日々はずっと続いていきます。
旬のお野菜を食べることで季節の移ろいや自然の恵みを感じたり、「いただきます」という言葉から命の不思議や大切さを感じたり。
子どもと一緒に食べて育つ。そんな離乳食や、子育て家族の食事を考えていきたいと思っています。

執筆:奥野由(おくのゆい)
大学で栄養学を学び管理栄養士の資格を取得。食品メーカーで商品開発として楽しく働いていたが、出産を機に「子どもと食」への興味がむくむくと膨らみ退職。離乳食や幼児食の勉強をはじめる。母子栄養指導士の資格を取り助産院などで教室を開催しつつ、坂ノ途中と一緒にベビーフードの開発をしている。あだ名は「ちゅい」。その由来もいずれこのコラムで明らかになるかも……?

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