新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、宅配のご注文をいただくことが増えました。
ドライバー業務もすごく増えて、やまのあいだファームには行くことができなくなっています(T_T)
でも、いい機会だから、ドライバーの仕事のことをちょっと書いてみようと思います。

坂ノ途中のドライバー業務は大きくわけてふたつ。農家さんのところへお野菜を取りに行く集荷業務と、お客さまにお野菜を届ける配達業務があります。
集荷では、僕は週に一度、奈良県の宇陀市を担当しています。坂ノ途中のある京都からは片道2時間ちょっと。途中、かなりくねくねと山道を走ってたどり着きます。標高が300〜500mもあるので、夏でも過ごしやすい感じです──そのぶん、冬は雪が降って大変ですが。
宇陀市内ではだいたい7軒の農家さんを回ります。どの農家さんも、坂ノ途中ができたばかりの頃、10年くらい前からお世話になっているところばかり。みなさん葉物野菜を中心に育てています。葉物というと虫喰いがつきものですが、ハウスを使ったり、いろいろ工夫を凝らして丁寧に栽培されているので、どの農家さんの野菜もぴかぴかです。涼しいおかげで、真夏を除いて葉物が収穫できるので、お野菜の説明書を見ていただくと、宇陀の農家さんの葉物野菜がよく入っているのがわかると思います。

やまのあいだファームでは、最近、育苗用にハウスを建てました。夏場に熱がこもらないように換気のしくみが必要なのですが、わからないところがあって、集荷のついでに宇陀の農家さんのハウスをじろじろ見て、教わってきました。今の時代、ネットで調べればある程度はわかりますが、やっぱり実物を見るのがいちばんですね。

集荷されたいろいろな野菜を出荷場で箱詰めしてから、お客さまのところに届ける配達業務になります。坂ノ途中のスタッフが配達しているのは、京都、大阪、兵庫、東京、それぞれの一部のエリア。お客さまと顔を合わせてお話できるのは配達スタッフだけなので──今はコロナのことがあって直接の手渡しは控えて玄関先に置かせていただくかたちになっていますが──今の事態が収束したら、いつものように、この野菜がどうだったとかお話を聞かせてほしいです。
僕のように口下手でいかつい感じのスタッフは他にはいないから大丈夫です。みんな明るくて話し好きです。

夏にむけて、やまあいではナス、オクラを準備しています。僕が育てたものをお届けできればいいのですが、なかなか畑に行けそうにないのが……

●まつい