はじめまして。やまのあいだファームの松井彰です。
これまで坂ノ途中では集荷や配達の仕事をしていたのですが、やまあいの人手が足りなくなって、週に何度か手伝いに来ています。
実家の小さな畑で野菜を作っていたりもするので、いろいろ勉強できればと思っています。

少し自己紹介をします。
滋賀県出身、36歳です。大学では林学を学び、卒業後は青年海外協力隊員として2年間、ドミニカ共和国で植林や山間部の農業に携わってきました──ドミニカでの経験は良くも悪くも大きくて、書きはじめると一冊に本になるくらい長くなりそうなので、おいおい少しずつ。
帰国してからは、森林組合で働いていました。森林整備の仕事、きこり(樵夫)です──屈強な体格の男が斧で木を切り倒すイメージがあるかもしれませんが、マッチョな人はいません。斧じゃなくてほとんどチェーンソーなので。
その職場では、木を伐る作業をする人を、きこりさんと呼んでいました。
きこりさん。慣れるとなんだか気持ちいい呼び名です。お仕事は? と訊かれて、きこりしてます、と言うと、少しチヤホヤされたり。

でも、そのあいだ、実家の畑は、祖母が体調を崩したこともあって、数年間放ったらかしにされていました。畑があるんだから、自分が食べるくらいは作れるようになろうと思ったことが農業にかかわるきっかけです。広く世の中のこと、身近な社会のこと、農業や食べものについて、ドミニカ時代よりも深く考えるようにもなりました。坂ノ途中のお客さまにもそういう人がたくさんいらっしゃるという印象です。

やまのあいだファームは、去年から耕す畑もはじめ、大きく変化をはじめています。僕もそのなかにどっぷり足を踏み入れていこうと思っています。
よろしくお願いいたします。

●まつい

* どっぷりとやまあいに浸かるためには、配達と集荷の仕事量を減らしたいのですが……坂ノ途中では現在ドライバースタッフを募集中です。
https://www.on-the-slope.com/articles/recruit/articles-188356/
ご応募お待ちしています!
** 写真は1年目の松(の苗)と、ドミニカ時代のものです。サングラスかけていかついです。