実りの秋。どこの農家さんも、米、豆、芋などの収穫に大忙しです。
今年は柿が豊作。昨日は、ご近所の庭で渋柿を取らせてもらって、干し柿づくりをしました。
仕込みの作業は、ちまちまとした工程が果てしなくつづく感じで、ひとりしごとだと途方に暮れてしまいそう。でも、何人かで一緒になって、楽しくおしゃべりしながら手を動かしていると、いつの間にか終わっていて楽チンです。
天気も良かったので、用意のできたものから順に縁側に吊していきました。


やまのあいだファームの秋は、イベントも盛りだくさんです。
この前は近くで稲刈りを行いました。収穫時期の遅い古代米のもち米を、手で刈り取るというイベント。家族連れや大学生など、30人ほどが来てくださいました。
小学生の子どもたちは稲を刈って刈って。疲れ知らずで、どんどんと刈り取っていきます。お父さんやお母さんたちは、紐で刈り取った稲を縛っていきますが、子どもたちのスピードについていくのがやっと。
縛ってまとめた稲は、大学生たちが竹竿に干します。
まだ小学生になる前の小さい子どもたちにもしごとがあります。私と一緒に、稲を縛るための紐をハサミでカットしてつくり、背負ったカゴに入れて「ひもやさんですよー! ひもはいりませんかー!」と、元気に配って歩いてくれました。
農業体験のプログラムやイベントなどで、子どもたちと過ごすことがよくあるのですが、そのしごとっぷり、集中力とスタミナに驚かされます。そして、みんなで同じ作業をしているのに、ひとりひとりすごく違う。とても面白いです。
古代米の稲刈り、手作業なので、1日では終わらないだろうと思っていました。
でも、みなさんのおかげで無事にすべて刈り取ることができました。

すっかり日の暮れるのも早くなりましたね。
実りの秋、収穫の秋、味覚の秋、読書の秋、運動の秋……みなさんはどんな秋を過ごされていますか。

●あかね