「1月7日には、フキノトウが顔を出してるから、摘みに行きや」
ご近所の奥さんにそう言われて、年明けから畦を歩いて、ぼちぼち収獲しています。
初物は家に持ち帰って、フキノトウ味噌にして、みんなでいただきました。
 
相も変わらず、畑の草たちを愛している私です。
随分ご無沙汰の畑ブログを、新しいメンバーとともに再開することとなり、また、畑の日々や暮らしについて綴っていけたらと思います。
そうそう、1月7日のこと。畑の仕事って、ピンポイントで日付けを言うことが多いです。たとえば京都・京北ではジャガイモは遅霜の心配がなくなる4月8日以降に植える。でも、京都・亀岡のやまあいでは3月1日までに植えなあかんとか。農事暦、農作業って、日付けがバチッと決まってることが多いです。
 
冬はあまりお野菜がない、やまのあいだファーム。春を待つエンドウの隣で草たちも寄り添いあっています。
ヨモギ、スイバ、タネツケバナ、ハハコグサ……畑を歩いているときはどこに何が生えているのかを覚えながら歩くのが好きです。
みんな冬のあいだ、地面にべたっとへばりつき、できる限り日光を浴びようと精一杯カラダを広げています。
この冬は暖かくて雪も少ないので早めにヨモギの収獲をはじめようかな。
そんなことを思っていたら、あっというまに1月も過ぎてしまいました。遅ればせながら、今年が良い1年になりますように。いっぱい野菜が採れたらいいな。

●あかね

写真は、オゼイユ。すっぱい野草で、サラダに入れるとアクセントになって美味しいです。暖かい時期は緑色なのですが、冬は写真のように赤くなります。畑ではスイバとよんでいるのですが、レストランなんかに出荷するときは気取ってオゼイユと呼んだりします。2019年2月4日撮影