こんにちは、ハマーです。
リニューアルする坂ノ途中だよりで私は小さなコラムを連載することになりました。テーマは「暦(こよみ)」。
前々から二十四節気や七十二候に興味はあったものの、果たして書けるのか……今回はその拡大版(練習版?)です。

このおたよりが届く頃は大暑から立秋にかけて。1年で最も暑い季節、そして私の大好きな季節です。
女性は夏が嫌いな人が多いですね。汗でメイクが落ちるとか、紫外線が気になるとか。
でも私は晴れの日が少ない山陰地方で育ったからか、太陽がカンカン照りの日がもう堪らなく好きなのです。夏生まれということもあるのかも。

この季節の風物詩といえば、花火や夏祭り、セミの鳴き声や海水浴、いろいろありますが、食べもので言えばスイカではないでしょうか。夏が大好きな私、スイカも大好きかと思いきや、実はちょっと苦手なんです。

私の実家は鳥取県の大栄町というところ。スーパーで見かけたことはないでしょうか、「大栄スイカ」の文字。そうです、そこです。私の祖父母も農業をしており、夏になると家には緑と黒の縞々模様たちが大量にありました。贅沢と言われるかもしれませんが、普通の人の一生分くらいはスイカを食べました。水分でおなかがチャポチャポと鳴るくらい。その結果、今ではあまり好きでなく……。

でも、母を通じて「スイカを送ろうか?」と連絡をしてくれる祖父。もう90歳です。まだまだ元気そうに見えますが、もうあと何回、祖父の育てたスイカを食べられるんだろう。そんな風に思うと、「嫌いだからいらない」なんて言えず、今年ももうすぐ送られてくる予定です。
送られてきたら、大きなボストンバッグに入れて出勤して、みんなに切り分けるつもりです。
あ、私もちゃんと食べますよ。たぶん、ひと切れだけ……。