お客さま窓口担当・色川友里


休日の朝。蒸し暑く、空はどんよりとして今にも雨が降り出しそう。さて、今日は子どもたちと何をして遊ぼうか。公園に行くには、ちょとお天気が心配だなぁ……。
ふと、朝ごはん用にコマツナを茹でていたお鍋を見ると、キレイな薄緑色の茹で汁が。そうだ、今日はこれを使って色水遊びをしてみよう!他にも、色が出そうなお野菜ををいくつか探してみました。

思いがけないたのしさ発見

お野菜で遊ぶといっても、使うのは茹で汁や、普段なら捨ててしまうヘタや芯など。まずは、お野菜の茹で汁で色水遊びにチャレンジです。

①ジュース屋さんごっこ


用意したのは、コマツナ、スイスチャード、玉ねぎ、赤玉ねぎの茹で汁。スイスチャードは赤色系と黄色系に分けて茹で、玉ねぎと赤玉ねぎは皮だけを煮詰めました。茹で汁が完全に冷めたら、ゼリーやプリンのカップに注いで準備OK。息子(6歳)、娘(4歳)によるジュース屋さんごっこの始まり始まり……の、はずでしたが、計画通りにいかないのが子どもたちの常。
娘:いらっしゃいませ~何味にしますか? (すっかりジュース屋さん気分)
息子:うお~! 変な色になったー! (いきなり全色を混ぜて喜ぶ)
娘:その黄色いの、バナナ味にしようと思ったのにー! (泣いて怒る)
でも、最後は不思議な色のミックスジュースを「はい、どーぞ!」と笑顔で差し出してくれました。

②紙を染めてみよう
前日の夜、ビーツの下処理をしていて出来た茹で汁。とっても鮮やかなワインレッドなので、これを使って紙を染めてみました。半紙を適当な形に折って、角を色水に浸し、開いてみると……キレイな淡いピンク色に!しっかり乾かしてから小さめの長方形に切り、七夕の短冊にしました。

③絵を描いてみよう
他の色も欲しくなったので、にんじん、茹でたコマツナの葉をそれぞれすりつぶして絞った汁も用意しました。紙に塗ってみた結果は……「思てた色とちゃう」。紙の上では、色水の状態で見るよりもずっと薄く、コマツナの緑なんてほぼ見えへんやん!
でも、ほんのり色づいた絵を見ているうちに、蒸し暑さも忘れてなんとも穏やかな気持ちになったのでした(絵の上手い下手は置いておいて)。

ちなみに、スイスチャードはお昼ごはんのおにぎりの具に。すりつぶして絞った後のにんじん、コマツナの葉はビスケットの生地に混ぜておやつに。玉ねぎやビーツは晩ごはんのおかずでいただきました。
子どもも大人も楽しめて、お料理の下ごしらえにもなるお野菜遊び。休日の楽しみの1つにいかがでしょうか。

≪おまけ:お野菜のヘタはんこ≫


コマツナやチンゲンサイの根元。切り口に絵の具を付けてはんこのように押してみると、なんだかバラの花びらみたいな絵に!
他にもトマトやナスのヘタ、トウモロコシの芯など、捨てる前にちょっと遊んでみては。
※肌の敏感なお子さまは、お野菜の汁で手がかぶれないようご注意ください。