やまのあいだファームのあかねです。こんにちは。
このあいだまで寒かったのに、汗ばむ日が増えてきました。そろそろ夏。身体を慣らしていこうと思って、早起きをして涼しいうちに畑に出ています。
今日は爽やかで過ごしやすい一日でした。少し前に植えたトマトの苗、畝に刈り草をたっぷりと載せてあげました──土が乾くのを防いでくれます。
あちこちで、カエルやミツバチや、たくさんの生きものたちが動き回っています。お隣の田んぼではケリという足の長い鳥がうろうろしています。近くに巣でもあるのでしょうか。
たくさんの花も咲いています。今はシロツメクサがとてもきれい。子どもの頃によく冠をつくって遊んだ花です。 そして麦秋。 去年の秋に種を蒔いた麦が、すっかり黄金色になっています。明日にでも刈らなければ。
麦の種蒔きは、土のなかに埋めるわけではありません。言葉のとおり、蒔く。パラパラと土の上に種を落とし、鳥に食べられないように薄く草をかぶせるだけ。
土の上に落ちた種は、ぐっと根を土に刺し、自分で立ち上がる。なんだかすごいですよね。
刈り取った麦は、わら(藁)にもちゃんと役目があります。草鞋(わらじ)をつくる、ではなくて、ストローをつくります。
英語だとストロー=わら、だから、もうそのままって感じなんですけれど、ストローって、もともとはわらでできていたんですね。今はプラスチックのものばかりを目にしますが、ほんのりと麦の香りが楽しめる麦わらストローもいいものですよ。使いおわったものは、きちんと土に還ります──最近、取り扱いのはじまった「野菜がめぐるコンポスト」にも、坂ノ途中のお裾分けとして入っているはず。
夏野菜の準備もぼちぼちと進めています。ストローが一段落したら、ナスやトマト、ズッキーニ、ささげ、いろいろな苗を植えなくちゃ。元気に育ってほしいと願っています。
それじゃ、また。
山崎 茜
農場スタッフ