豊かな森と動物を守るコーヒー
今月のコーヒーのテーマ vol.1(2020年11月)より


コーヒーを飲むことでジャガーを守る活動に参加

中米・コスタリカからやってきたコーヒー。コスタリカは、軍隊を持たない平和主義の国で、国をあげて環境政策にも取り組んでいます。このコーヒー豆は、近年の森林伐採によって絶滅危惧種に指定されたジャガーを守るプロジェクトとして2010年に栽培が始められました。産地でコーヒー豆が買取られる際に、1ポンド(約450g)当たり1セントが、現地の環境保護団(FUNDAZOO)に寄付され、ジャガーの保護活動に使われています。このコーヒーを飲むことで私たちもジャガーを守る活動に貢献できます。

生産しているのは、地域の小農家さんたち。農家さんたちが手摘みしたコーヒーは、手選別され、自然発酵をさせたあとに天日乾燥するという方法で仕上げられています。コスタリカには美味しいコーヒーがたくさんありますが、ジャガーを守るコーヒーは、美味しさだけで評価されているのではありません。生産に関わる小農家さんやそのコミュニティの生活向上、また、地域の環境保全という観点も含めて品質の一部として考えられています。コーヒーが産地とつながっていることを感じながら味わっていただければと思います。

ハニープロセスという甘みを引き出す方法で精製されていて、りんごを思わせる甘い香りとコクをお楽しみいただけます。


コーヒーの天日乾燥の様子

焙煎士・なおさんより
「今月は、秋の味覚によく合う、まろやかで甘みのあるコーヒーを選びました」


焙煎度:中煎り
苦味:●●○○
酸味:●●●○
風味:りんご、ハニートースト

 

はじまりの場所、ロンラン村
海ノ向こうコーヒーのはじまりのお話はご存知でしょうか?もともとは、コーヒーをつくろうとしていたわけではなく、「ラオスの森林減少の改善のために何かできないか」と相談を受け、現地を訪れたことがきっかけでした。詳細はこちら>>

 

産地を旅するコーヒー定期便

美味しさや品質を重視するのはもちろんですが、環境や産地(地域コミュニティ)に配慮したコーヒー豆を取り扱っていることが伝わるよう、みなさまにお届けしたいストーリーを詰め込んだリーフレットも同封しています。「過去にどんなコーヒーがあったのか気になる」という声にお応えして、これまでの内容をご紹介していきます。これまで続けてくださっているみなさんも、こんなコーヒーがあったなと思い出していただけると嬉しいです。

▼月に1度おすすめのコーヒーが届く定期便の詳細はこちら