2009年7月21日は坂ノ途中が創業した日。今年で15周年を迎えます。
坂ノ途中では、毎年、この日にちなんでスタッフ全員が集まるキックオフイベントをひらいています。
会社としての1年の始まりに、これまでの1年間を振り返り、これからの1年をどんな年にしていくのか、あらためて思いをめぐらせる日です。
みんなでグループワーク
今年のテーマは、「これまでを称えよう、これからを想像しよう」。当日は、約100人が本社で参加しました(リモートワークの人たちはオンラインで参加)。
最初のグループワークでは、4人ずつのグループをつくり、坂ノ途中のいいところや未来についてディスカッション。でも、自分たちがやってきたことを称えるってすごく難しいです。
おまけにグループのなかには、おたがい、はじめて言葉をかわす人も。坂ノ途中は本社のほかに海ノ向こうコーヒー事業部のオフィス、カフェ(本と野菜 OyOy)、八百屋(坂ノ途中soil)、そして東京オフィスと、拠点が複数に分かれています。さらに、本社といっても、お客様窓口のようなオフィスワーク中心のチームと、出荷作業や野菜の集荷・配達などそれぞれの現場で動くチームもあって、どうしてもすれ違いになるスタッフもいます。
「はじめまして」から話し始めるグループもあり、ちょっとドキドキしながらのグループワークでした。
ディスカッションのあとは、各グループで話し合った内容を発表。
坂ノ途中のいいところについては、「お客さまがいい。理念に共感して買ってくださってる」「趣味を持っている人、個性豊かな人が多い」といった意見や「まかないが健康的!」という声も。
坂ノ途中のこれからについては、「部署間の業務理解がもっと深まればいいね」という日ごろの仕事の話から、「(坂ノ途中が)もっと影響力を発揮できる存在になっていたい」「地域に坂ノ途中アドバイザーがいて農家さんがいろんなことを相談できたら」といった、未来に思いをはせる意見もありました。
これからも変わっていくということ
グループワークのあとは、代表・小野からも話がありました。「人間って案外いろんなことができるものだと思う」という人の可塑性の話があったり、坂ノ途中は今も未来も相変わらず途中にいるという話があったり。
「完成した仕組みがあるわけじゃなくて、ある種、坂ノ途中はずっと過渡期なんです」「たとえば、遣唐使ってきっと当時は先輩後輩があったと思うんですけど、今から考えるとその時代にあったできごとのひとつに過ぎないですよね。同じように、ぼくたちも全員同期みたいなもので、入社年次にかかわらず見える世界は毎年違うと思うんです」
突然出てきた遣唐使の話にぽかんとするスタッフ。なるほどという表情のスタッフ。また小野の独特なたとえ話が始まったぞ、という顔をするスタッフ。小野の話に耳を傾ける様子もさまざまでした。
16期もよろしくお願いいたします
ちょうど、おなかがすいてきて、社員食堂も準備がととのったころ。最後は、まかないスタッフが腕によりをかけてつくったオードブルを囲んで、懇親会です。
15期も多くのお客さま、生産者のみなさま、お取引先・関係各所のみなさまに支えられて歩みつづけることができました。
今期も、「100年先もつづく、農業を。」のビジョンのもと、ひとつひとつ小さな積み重ねを大切に、スタッフ一同邁進していきたいと思います。16期の坂ノ途中もどうぞよろしくお願いいたします!