2月になりました。ふと手のひらを見ると……むむ、黄色い。この冬もみかんをたくさん食べたからかな。それでも、もっと味わいたい、あの甘酸っぱさ。「温州みかん」はお届け期間が終わってしまいましたが、ま続く柑橘シーズン。これから初夏にかけて、不知火、ハッサク、甘夏など、いろいろな種類が続々登場しますよ。どうぞお楽しみに!それにしても、みかんをいっぱい食べると手が黄色くなるの、なぜろう……。

坂ノ途中のいろんな柑橘

今回ピックアップする「柑橘」は、ミカン科・ミカン亜科のうちカンキツ属・キンカン属・カラタチ属に属する植物の総称(分類には諸説あります)。そのさわやかな香りと味は、1つ食べるけで体も心も潤してくれますね。

食べて美味しい柑橘は、ほかにも重要な役割を果たしてきました。水はけがよい土地を好むため、栽培されているのは主に山の斜面。斜面に果樹園があることで、そこが人の暮らす里と、獣の世界である山との境界となり、さらには土砂崩れや竹やぶが広がるのも防いでくれます。柑橘農家さんが農業を続けていくことは、私たちの暮らしにとっても、大きな意味があるのです

坂ノ途中では、OnlineShopの「季節のくもの」にて、またお野菜セットのおまけとして、いろいろな柑橘をお届けしています!色も形も味わいも個性豊か。その一部をご紹介しますね。

※写真左上から時計回りに
①ハッサク・すっきりした酸味の中にほのかに苦味が、ちょっぴり大人の味。
②不知火・てっぺんがぽこっと出た何ともかわいらしい姿。濃厚な甘みとさわやかな酸味です
③ポンカン・ギュッと詰まった果肉はとっても甘く、良い香り!
④紅ハッサク・皮がややオレンジ色のハッサク。①のハッサクに比べ、酸味は柔らかく甘味が強いです。果肉のぱりっとした食感も美味しいですよ。
⑤はるか・レモン色の見た目とはうらはらに酸味はあまりなく、上品な甘さ。ぷりっとした歯ごたえです
⑥レモン・果汁をきゅっと絞って、飲み物や料理の酸味付けに。さわやかな香りがたまりません。
⑦はるみ(中央)・ポンカンと清美オレンジの交配種。しっかり甘いのに爽やかな酸味もあります。

このほか、ネーブル、いよかんなども。う~ん、全種類食べたい! 私の手はさらに黄色くなりそうです
※手が黄色くなるのは、みかんに含まれるβ‐カロテンという色素が皮膚に沈着するから。病気ではないのでご安心くさい。みかんを食べなければ元に戻ります(でも、それが難しい……)。