ストーリーとともにコーヒーを厳選して毎月お届けする『【定期宅配】産地を旅するコーヒー2種セット』。
2026年6月は「ウォッシュプロセスのコーヒー」をテーマにお届けします。
ウォッシュプロセスは、コーヒーチェリーを収穫してから生豆の状態にするまでの加工方法のひとつ。収穫したコーヒーの実から果肉を取り除き、水槽で発酵させて粘液質を洗い流してから乾燥させる精製方法です。雑味のないクリーンな味わいと、すっきりとした爽やかな酸味が特徴です。
ルワンダ 千の丘の国のコーヒー
アフリカ大陸の中心に位置するルワンダ。緑の大地に、丘が幾重にも連なる景色が広がり「千の丘の国」と称されています。1990年代の内戦後、復興と振興を目指し、国を挙げてコーヒー生産に取り組んでいます。
今回のコーヒーの加工場、キニニウォッシングステーションがあるのは、北部県のルリンド郡キニニ町です。ルワンダのコーヒー精製方法はウォッシュプロセスが主流で、全体の約78パーセントを占めます。ウォッシュは先月ご紹介したナチュラルに比べて大量の水が必要ですが、キニニでは近くの川から引いた水、井戸水、雨水などを活用。使ったあとは浄化させて加工場の中で再利用しており、水の循環に力を入れています。
もうひとつのキニニの特徴は、設備がとても綺麗に手入れされているということ。収穫期の忙しい時期でも、発酵槽や果肉除去機、そして水路のすみずみに至るまで、ごみひとつありません。きれいな水と清潔な設備は、良いコーヒーを作るのにはとても大切なことを証明してくれているようです。

■スタッフの豆知識
ルワンダでは収穫から精製までを各家庭で、乾燥も庭先で行うのが主流でしたが、地域ごとにウォッシングステーションを設けコーヒーチェリーを収集して精製加工を行うようになったことで、品質管理が可能になり、品質の向上へとつながりました。
焙煎度:中煎り
精製方法:ウォッシュ
苦味:●●◯◯◯
酸味:●●●◯◯
フレーバー:レモンピール、シナモン、黒糖
栽培:栽培期間中、必要に応じて農薬・化学肥料を使用
■おいしい淹れ方
・コーヒー 20g (中細挽き)
・湯の温度 87℃ほど
・投入湯量 300ml
・ドリッパーはハリオV60を使用
蒸らし 0分00秒〜40ml注ぐ。粉全体が湿るくらい
1投目 0分30秒~計105mlまで注ぐ
2投目 1分00秒~計170mlまで注ぐ
3投目 1分30秒~計235mlまで注ぐ
4投目 2分00秒~計300mlまで注ぐ
完成 2分30秒くらい
Point
過度な苦味や雑味を抑えるため、低めの温度のお湯を使用します。投入量を各投入時で一定にし、酸味、甘味、コクをバランス良く引き出しましょう。
ブルンジ 未来へ歩むコーヒー
ブルンジはルワンダに隣接する、四国の約1.5倍という小さな国です。大規模農園は少なく、多くの小規模農家さんが、自宅の裏庭などで、日々の暮らしの中でコーヒーを栽培しています。農家さんは、一つひとつの木に丁寧に手をかけ、収穫したコーヒーチェリーを地域のウォッシングステーションに運び、加工しています。
インフラ整備などに課題があり、生活環境、コーヒー生産環境の改善に向けサポートを必要とする状況にあります。このような現状を乗り越えるため、シッパー(輸出業者)と現地パートナー業者が協力し「Akawa Project(アカワプロジェクト)」が立ち上げられました。このプロジェクトは、経済的支援、苗木の配布、農業指導など、多角的なアプローチを通じてコーヒーの品質向上と持続可能な農業の普及を目指す取り組みです。
アカワプロジェクトは、現地パートナーとともに、ブルンジの小規模生産者さんの自立と高品質なコーヒー生産を、静かに、しかし着実に支え、その歩みを進めています。

■スタッフの豆知識
ブルンジ産のコーヒーは、小規模農家さんが手作業で丁寧に栽培されているため、 生産量が限られています。日本では出会える機会がとても少なく、なんと日本のコーヒー輸入量全体で見ると、1パーセントにも満たないほど希少です。
焙煎度:中深煎り
精製方法:ウォッシュ
苦味:●●◯◯◯
酸味:●●◯◯◯
フレーバー:はっさく、はちみつ、ウーロン茶
栽培:栽培期間中、農薬・化学肥料不使用
■おいしい淹れ方
・コーヒー 20g (中細挽き)
・湯の温度 84℃ほど
・投入湯量 300ml
・ドリッパーはハリオV60を使用
蒸らし 0分00秒〜 40ml注ぐ。粉全体が湿るくらい
1投目 0分30秒~170mlまで注ぐ
2投目 1分00秒〜 240mlまで注ぐ
3投目 1分30秒〜 270mlまで注ぐ
4投目 2分00秒〜 300mlまで注ぐ
完成 2分30~40秒くらい
Point
過度な苦味や雑味を抑えるため、低めの温度のお湯を使用します。前半に多めに注いで酸味と甘味を引き出し、苦みや雑味を最小限に抑えてすっきりとした後味に仕上げましょう。
産地を旅するコーヒー2種セット
「東南アジア・ラオスの森林減少の改善のために何かできないか?」という問いかけから始まった、海ノ向こうコーヒー。産地が抱える課題にも向き合いながら、農家さんと一緒にコーヒー豆の品質向上に取り組んでいます。
今では、産地はアジアから中南米、アフリカへと広がり、取り扱うコーヒー豆は100種類をこえました。個性的なストーリーを持った世界のコーヒーの中から、月替わりで2種類をえらび、自社で焙煎してお届けします。





