ストーリーとともにコーヒーを厳選して毎月お届けする『【定期宅配】産地を旅するコーヒー2種セット』。
2026年4月は「春の門出に。とくべつなコーヒー」をテーマにお届けします。
新しい生活がはじまる方へも、変わらない日常を重ねる方へも。それぞれの春に、私たちからの応援の気持ちをこめて、少しとくべつな味わいのコーヒーをお届けします。
コロンビア 花咲く山のピンクブルボンコーヒー
ピンクブルボンは、その名の通りチェリーが美しいピンク色に熟す品種。レッドブルボンとイエローブルボンの自然交配によって、偶然生まれたと言われています。ブルボン種の特長である甘さに、フローラルで華やかな香味が加わったユニークな味わいから非常に人気がありますが、栽培が難しく手間がかかるため、希少価値の高い品種として取引されています。
今回のコーヒーは、コロンビア南西部アンデス地方、バジェ・デル・カウカ県にあるポトシ農園から届きました。この地域の標高は1,400〜2,000m。温暖湿潤で昼夜の寒暖差が大きく、質の高いコーヒーを育む風土です。
ポトシ農園は、ピンクブルボンの味わいを守ることが農園のブランドを守ることにつながると考え、ほかの品種と交配してしまわないよう、ピンクブルボン専用の栽培区画をつくり、 大切に守り育てています。生産量は限られますが、とびきりの味わい。彼らのピンクブルボンには、世界中にたくさんのファンがいます。

■スタッフの豆知識
ポトシ農園の現在の農園主、3代目のリゴベルトさんはとても先進的で挑戦的。ピンクブルボン以外にも希少品種の栽培を手がけ、それぞれの特性とコロンビアの土壌に合った栽培、精製方法の確立に取り組んでいます。
焙煎度:中煎り
精製方法:ウォッシュ
苦味:●●●◯
酸味:●●●◯
フレーバー:グレープフルーツ、紅茶、シナモン
栽培:栽培期間中、必要に応じて農薬・化学肥料を使用
■おいしい淹れ方
・コーヒー 20g (中細挽き)
・湯の温度 84℃
・投入湯量 300ml
・ドリッパーはハリオV60を使用
蒸らし 0分00秒〜 40ml注ぐ。粉全体が湿るくらい
1投目 0分30秒~105mlまで注ぐ
2投目 1分00秒〜 170mlまで注ぐ
3投目 1分30秒〜 235mlまで注ぐ
4投目 2分00秒〜 300mlまで注ぐ
完成 2分30~40秒くらい
Point
過度な苦味や雑味を抑えるため、低めの温度のお湯を使用します。投入量を各投入時で一定にし、酸味、甘味、コクをバランス良く引き出しましょう。
インドネシア スペシャリストのナチュラルコーヒー
インドネシアでは、雨の多い気候に合わせ、生乾きで脱穀するスマトラ式精製が一般的ですが、近年ではさまざまな精製方法に取り組む生産者さんが現れています。スマトラ島北端のアチェ州を拠点とする、リバン・ガヨ・ムサラ組合のリーダー、アスマン・アリアントさんもそのひとり。
彼は新しい美味しさを求めて、この地域では無謀と言われたウォッシュド(水洗後に乾燥させる方法)に挑戦。失敗を繰り返しながら温室設備を整え、ついに成功させた、精製のスペシャリストです。
今回お届けするナチュラルは、その経験と技術が活かされたもの。果実をまるごと乾燥させるナチュラルも、湿潤な地域では難しい手法ですが、アスマンさんは、一粒ずつ熟度を揃え、温室設備で処理を行い、その後の保管方法まで、試行錯誤を重ねてきました。その結果、ナチュラルの特長でもあるフルーツのような甘みや豊かな香りがぎゅっと凝縮された、ジューシーな味わいに仕上がっています。「極上のナチュラル」として、世界で評価されているコーヒーです。
■スタッフの豆知識
リバン・ガヨ・ムサラ組合には、組合のコーヒーが品評会で入賞した場合、利益の一部を生産者さんに分配する、ボーナスのような制度があります。生産者さんの意識を高く保ち、質の高い、しっかり熟したコーヒーチェリーが集まる仕組み作りをしているのです。
焙煎度:中浅煎り
精製方法:ウォッシュ
苦味:●●◯◯
酸味:●●●●
フレーバー:レモンのはちみつ漬け、イエローピーチ、パイナップル、ティーローズ
栽培:栽培期間中、必要に応じて農薬・化学肥料を使用
■おいしい淹れ方
・コーヒー 20g (中細挽き)
・湯の温度 84℃ほど
・投入湯量 300ml
・ドリッパーはハリオV60を使用
蒸らし 0分00秒〜40ml注ぐ。粉全体が湿るくらい
1投目 0分30秒~計170mlまで注ぐ
2投目 1分00秒~計240mlまで注ぐ
3投目 1分30秒~計300mlまで注ぐ
完成 2分30秒くらい
Point
過度な苦味や雑味を抑えるため、低めの温度のお湯を使用します。前半に多めに注いで酸味と甘味を中心にを引き出し、苦味を抑えてすっきりとした後味に仕上げましょう。
産地を旅するコーヒー2種セット
「東南アジア・ラオスの森林減少の改善のために何かできないか?」という問いかけから始まった、海ノ向こうコーヒー。産地が抱える課題にも向き合いながら、農家さんと一緒にコーヒー豆の品質向上に取り組んでいます。
今では、産地はアジアから中南米、アフリカへと広がり、取り扱うコーヒー豆は100種類をこえました。個性的なストーリーを持った世界のコーヒーの中から、月替わりで2種類をえらび、自社で焙煎してお届けします。



