ストーリーとともにコーヒーを厳選して毎月お届けする『【定期宅配】産地を旅するコーヒー2種セット』。
2026年3月は「霊長類を守るコーヒー」をテーマにお届けします。
コーヒーの産地では、さまざまな動物が暮らしています。今回お届けするのは、どちらも野生動物、特に数を近年減らしている霊長類の保護に取り組んでいる生産者さんが育てたコーヒーです。
コンゴ民主共和国 ゴリラコーヒー
人類発祥の地とも言われる、アフリカを南北に貫く大地溝帯(グレートリフトバレー)。その西側、西リフトバレーに沿うように、コンゴ民主共和国のヴィルンガ国立公園があります。今回は、自然豊かなこの公園周辺で活動を行っている、コパーデ組合のコーヒーをご紹介します。
ヴィルンガ国立公園は、絶滅危機にあるローランドゴリラをはじめ、さまざまな動物や鳥類の生息地です。しかし、薪や木炭の販売を目的とした森林伐採が続き、ゴリラたちの暮らす森は減少していました。2014年にこの地域の農家さんたちによって設立されたコパーデ組合は、英国のNGO Farm Africaと協力しながら、環境に配慮したコーヒー栽培技術の普及や品質向上に取り組んでいます。コーヒー生産によって農家さんが安定した収入を得られるようにすることで、森林破壊を食い止めようと活動しています。

■スタッフの豆知識
内陸国であるコンゴ民主共和国では、コーヒーは輸出のために隣国タンザニアの港まで陸路で運ばれることが多いです。道中は40℃を超えることもあり、コーヒーにとっては厳しい環境にさらされます。いかにスムーズに国境を越えながら港まで運ぶか。ロジスティックも、実はコーヒーの品質の重要な要素なのです。
焙煎度:中煎り
精製方法:ウォッシュ
苦味:●●◯◯
酸味:●●◯◯
フレーバー:カラメル、ビスケット、レモンティー
栽培:栽培期間中、化学肥料農薬不使用
■おいしい淹れ方
・コーヒー 20g (中細挽き)
・湯の温度 84℃
・投入湯量 300ml
・ドリッパーはハリオV60を使用
蒸らし 0分00秒〜 40ml注ぐ。粉全体が湿るくらい
1投目 0分30秒~105mlまで注ぐ
2投目 1分00秒〜 170mlまで注ぐ
3投目 1分30秒〜 235mlまで注ぐ
4投目 2分00秒〜 300mlまで注ぐ
完成 2分30秒くらい
Point
過度な苦味や雑味を抑えるため、低めの温度のお湯を使用します。お湯の投入量を各投入時で一定にし、酸味、甘味、コクをバランス良く引き出しましょう。
タンザニア チンパンジーコーヒー
タンザニア西部、タンガニーカ湖のあるキゴマ。良質のコーヒーがとれる産地として数年前より注目されているこの地域は、絶滅危惧種のチンパンジーが生息する地域でもあります。
この地で、野生動物保護活動家で霊長類学者のジェーン・グドールさんの研究所が立ち上げたのが、コーヒーを通じてチンパンジーを保護するプロジェクトです。自然保護区の周辺には、もともとコーヒーを栽培する農家さんたちが暮らしていましたが、その収入は不安定で、生計の手段として森林を伐採することも。そこでグドールさんたちは、サステナブルなコーヒー栽培技術の指導や、商品の販売手法の指導などを通して、農家さんたちの安定した暮らしの土台づくり、保護区の森林伐採の防止に取り組みました。2025年に惜しまれつつこの世を去ったグドールさんですが、その志は大切に受け継がれ、今回のコーヒーの売り上げの一部は、野生動物保護活動にも活用されています。

■スタッフの豆知識
日本では、タンザニアコーヒーというよりも、キリマンジャロという名前の方が馴染み深いかもしれません。上品な酸味を持つ味わいで、まだスペシャルティコーヒーが広まる前から愛されてきたコーヒーです。
焙煎度:中煎り
精製方法:ウォッシュ
苦味:●●◯◯
酸味:●●◯◯
フレーバー:カラメル、ビスケット、レモンティー
栽培:栽培期間中、化学肥料農薬不使用
■おいしい淹れ方
・コーヒー 20g (中細挽き)
・湯の温度 84℃ほど
・投入湯量 300ml
・ドリッパーはハリオV60を使用
蒸らし 0分00秒〜40ml注ぐ。粉全体が湿るくらい
1投目 0分30秒~計170mlまで注ぐ
2投目 1分00秒~計240mlまで注ぐ
3投目 1分30秒~計270mlまで注ぐ
4投目 2分00秒〜計300mlまで注ぐ
完成 2分30秒くらい
Point
過度な苦味や雑味を抑えるため、低めの温度のお湯を使用します。前半にお湯を多めに注いで酸味と甘味を中心にを引き出し、苦味を抑えてすっきりとした後味に仕上げましょう。
産地を旅するコーヒー2種セット
「東南アジア・ラオスの森林減少の改善のために何かできないか?」という問いかけから始まった、海ノ向こうコーヒー。産地が抱える課題にも向き合いながら、農家さんと一緒にコーヒー豆の品質向上に取り組んでいます。
今では、産地はアジアから中南米、アフリカへと広がり、取り扱うコーヒー豆は100種類をこえました。個性的なストーリーを持った世界のコーヒーの中から、月替わりで2種類をえらび、自社で焙煎してお届けします。



