2種類の砂糖で、風味のちがう梅シロップを
梅1kg、氷砂糖1kg、マスコバド糖500gをセットにしました。2種類の梅シロップ(または梅酒)がつくれるので、今年はどんな梅しごとをしようかと迷っているかたにおすすめです。
梅を500gずつに分けて、それぞれ氷砂糖とマスコバド糖でシロップにしてお楽しみください。 ホワイトリカーなどお好みのお酒を用意すれば、梅酒をつくることもできますよ。
氷砂糖ではすっきりとしたさわやかな甘さに、マスコバド糖ではこっくりと濃厚な味わいに仕上がります。
できあがったシロップは、水や炭酸水で割れば、暑い季節にぴったりのドリンクに。2種類の梅シロップ、それぞれの色合いや味わいの違いを楽しんでくださいね。
基本の梅シロップのほか、「梅ビネガーシロップ」や「スパイス梅シロップ」もおすすめ。レシピもご紹介しています。
梅ビネガーシロップのレシピはこちら≫
スパイス梅シロップのレシピはこちら≫
梅のお届けについて
産地と品種
和歌山、福井など、梅の産地から。化学合成農薬や化学肥料に頼らず、自然に寄り添って育てられた梅をお届けします。時期によってお届けする品種が異なります。それぞれの梅の特徴は下記をご覧ください。
※品種はご指定いただけませんのでご了承ください
●南高(なんこう)
全国的に知られている梅の代表品種。実が大きく、肉厚でやわらかい果肉と、風味のよさが特長です。梅酒にも梅干しにも適しています。
・生産地 和歌山県田辺市ほか
●剣先(けんさき)
古くから福井県で栽培されている品種です。楕円形で、実の先端部分がややとがっていることから”剣先”と名付けられました。種が小さく果肉がたっぷりです。
・生産地 福井県若狭町ほか
●古城(こじろ)
梅の名産地、和歌山県で多く栽培されています。若い実は鮮やかな濃い緑色で、果肉が硬くしっかりしています。梅酒や梅シロップづくりに適しています。
・生産地 和歌山県かつらぎ町ほか
●紅映(べにさし)
福井県を中心に栽培されており、その名の通り、熟していくと鮮やかな紅色が映えます。肉厚で種が小さく、果汁が多め。やさしい酸味が特長です。
・生産地 福井県若狭町ほか
熟度について
青梅は少しずつ黄や紅に色づいていきます。お届け時期や品種によって、梅の熟度が異なります。
梅シロップや梅酒用に青梅をご希望でしたら、5月末くらいまでのお届け日を選んでいただくのがおすすめです。さっぱりとした味わいが楽しめます。
天候や生育状況によっては、少し色づいたものをお届けする可能性もございます。黄色く色づき熟した梅も、梅シロップや梅酒にお使いいただけます。甘味が増して、まろやかな味わいに仕上がります。
※熟度はあくまで目安です。天候や生育状況によっては、ご選択いただいたお届け日に、ご希望の熟度でお届けできない場合がございます
※誠に恐れ入りますが、熟度・品種・産地はご指定いただけませんので、予めご了承くださいませ
6月中旬頃より「南高梅(黄熟)1㎏」のお届けを予定しております。梅干しや梅ジャム用に熟した梅をご希望の方へは、こちらがおすすめ。
■南高梅 (黄熟) 1kg
梅の実の黒い斑点について
わたしたちがお届けする梅は、化学合成農薬・化学肥料を使わずに育てられています。黒星病やかいよう病、虫食いの防除をできず、表面に黒い斑点が見られるものがある程度含まれます。
召し上がっていただいて問題ありませんが、気になる場合はその部分を包丁で取り除いて、梅ジャムなどにお使いください。
梅の見た目について、詳しくはこちらでお話しています。
セットの内容
瓶もご用意しています
梅酒や梅シロップにおすすめの瓶もご一緒にいかがでしょうか。つくる量に合わせてサイズをお選びください。
※「2種の梅シロップ手づくりセット」には、瓶は含まれておりません
サイズの目安
2Lサイズ…梅酒なら梅500g、梅シロップなら梅500g~800gを漬けるのに最適です
4Lサイズ…梅酒なら梅1㎏、梅シロップなら梅1.5kgを漬けるのに最適です
梅農家さんのこと
和歌山県と福井県の生産者さんをご紹介します。
田辺印の会 宇田川啓太さん(和歌山県田辺市)
和歌山県中南部、海と山を結ぶように世界遺産・熊野古道が通る田辺市。この地域では、江戸時代から梅の栽培が盛んで、今も日本有数の産地として知られています。
田辺印の会・宇田川啓太さんの畑があるのは、田辺市のなかでも山側の地域。海側とくらべると、収穫時期が1、2週間遅く、そのぶん市場では不利になることも。また、木が育つのは急な斜面で、作業性も悪くなってしまいます。
けれど、山の畑には優れているところがあります。それは、周囲に山林が広がり、生物多様性に恵まれていること。たとえ梅の木にとって害となる虫がいたとしても、近くにはその天敵がいる。だから、多くの農薬を使わなくても、ある害虫が一気に増えるということはそうないと言います。「自分の努力で何かが変えられるとは思わない。自然になるようになることが大事で、自分はそこに少し手を添えるだけ」
宇田川さんは、山の斜面を歩き、畑に植わる400本の木を見て回ります。そして、土に肥料を与えたり、枝の剪定をしたり、伸びた草を刈ったり、自然に寄り添いながら、梅の実がすこやかに育つよう、手助けをしているのです。
エコプレイス・サカノ 坂野佳彦さん(福井県若狭町)
福井県の西部に位置する、若狭町。山の緑と田んぼに囲まれた場所に、エコプレイス・サカノさんの梅の畑があります。湧き水が周囲をめぐる畑は、とても静かな、清々しい空気に満ちています。
梅の樹の下には、白、ピンク、黄色などのかわいらしい花をつけた草花があちこちに。虫たちのすみかとなる草は、短すぎず、高くなりすぎない程度に刈っているそうです。草や花、虫やカエルなど、いろいろな植物と生きものがいる、豊かな生態系を大切に、自然に寄り添った梅の栽培をこころがけています。
坂野さんに梅の魅力をお聞きすると、
「梅は古くから日本人が健康維持のために使っていたもの。それを広めていけることがうれしい。ぜひ自分の手で、梅しごとをしてもらいたいなと思っています」とのこと。
「だからぼくは、梅干しは売らないんです。梅干しを買わずに、自分でつくってみてほしいから」
おすすめの梅しごとも教えてもらいました。
「梅醤油。洗ってヘタを取った梅を瓶に入れて、梅がかぶるくらい醤油を入れるだけ。1〜2週間おいたら完成です。梅醤油は、冷や奴や刺身にかけるなど、そのままお醤油がわりに使えます。さわやかな酸味があって、なんでも美味しくなります。漬けていた実ももちろん食べられますよ」
とても簡単で美味しそうなレシピ。梅しごとを多くの方に楽しんでほしい、という気持ちが伝わってきました。
梅しごとのレシピ
■梅しごとのレシピ
お家で楽しんでいただける、梅しごとのレシピです。
梅シロップ、梅酒、梅ジャム、梅味噌、梅干し……
基本からアレンジまで、はじめての方にも分かりやすくご紹介しています。
また、お手元でご覧いただける梅しごとのレシピをご用意しました。
以下からダウンロード・印刷してお使いいただけます。
■きほんの梅シロップ、梅酒、梅ジャム
■梅干し
梅のお届けと梅しごとスケジュール
梅のお届けは、5月下旬の「熊野古道の小梅」からはじまり、6月上旬から「梅」、6月中旬から「南高梅(黄熟)」へと移り変わっていきます。
それぞれのお届け時期にあわせて、梅しごとを計画してみてくださいね。