島根県安来市を拠点に、海や山の乾物を幅広く取り扱う〈陶山商店〉さん。地域の人たちの食卓を豊かなものにと、先々代の陶山勘助さんが1939年にリヤカーを引いて乾物の商売をはじめたのが原点となり、創業から80年経った今も、その想いを受け継ぎながら、家族で乾物屋を営んでいます。

2020年からは、今の暮らしに合う、「ちょうどいい」乾物をつくり届けることを目指し、自社の「味と暮らす」シリーズから、さまざまな乾物商品を展開しています。
高価で手の出しにくいものではなく、かと言って安価で品質を落としたものでもない。わたしたちの暮らしになじむ、ちょうどいいもの。これまで乾物に親しみがなかった方にも、その味わいや使い方を知ってもらうきっかけになれば、という想いが込められています。

常温で長期保存できる乾物は、今のような保存技術がすすんでいない時代から、日本各地でつくられ、親しまれてきました。冬に収穫した大根を切り干し大根にして保存したり、干したきのこをお寿司の具材やだし汁に使ったり、昔からの知恵がたくさん詰まっています。

坂ノ途中のお野菜セットでは、冬から春のお野菜が少なくなる時期に、お豆や切り干し大根を取り入れ、バリエーションをつける工夫をしています。乾物をお料理に使って味わうのも、季節のめぐりを感じることのひとつです。

島根県の北方、隠岐の島のまわりの海で採れたあらめです。漁港近くの材木屋さんで出る廃材を薪にして、漁師さんが一昼夜ことこと炊いてアク抜きをしています。干して、圧縮したものを、カンナで削って袋詰め。不揃いな形も、手づくりならではです。
水で戻すと、歯ごたえが良く、豊かな甘みが感じられます。煮炊きものや炒めもの、和えもの、炊き込みご飯などに。細切りにしてあるので、調理しやすく、味がよく絡みますよ。

暮らしのなかに乾物を。陶山商店の味と暮らすレシピ

陶山商店さんの「味と暮らすレシピ」のなかから、隠岐あらめのレシピをご紹介します。はじめて乾物を手にとる方にも、日頃から使い慣れているという方にもおすすめしたくなる、味わい深いお料理ばかりですので、よかったらお家でつくってみてくださいね。

■あらめのナムル

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坂ノ途中のレシピでも、乾物を使ったお料理をご紹介しています。

■ちぢみほうれん草とあらめのしょうが炒め

あらめを肉厚のちぢみほうれん草やえのきと合わせて、しょうがが香る炒めものにしました。隠岐あらめの甘みはお野菜とも好相性です。
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みなさんは、乾物にどのようなイメージをお持ちでしょうか。陶山商店さんが行ったアンケートでは、使い方がよく分からない、味が想像できなくて美味しそうに思えない、などの声が多く寄せられたそうです。
どうすれば乾物に親しみをもってもらえるだろう。そう考えた陶山商店の陶山兄弟は、料理家の太田夏来さんらとチームを組み、はじめてでもトライできるような乾物料理のレシピをつくりはじめました。
たとえば、炊きものが定番のあらめは、韓国風のナムルに。干ししいたけは、オリーブオイルやくるみと合わせてマリネに。こんなふうに、和食だけでなく、いろいろな味付けのお料理を提案しています。
パッケージにあるQRコードから、レシピをご覧いただけるので、試してみてくださいね。

■隠岐あらめ　細切

・名称　乾あらめ　

・原材料名　隠岐島産あらめ

※壱岐あらめは野天で自然乾燥させていますので、稀に自然物が混じることがあります。

水戻しの際にご注意下さい。（金属検査済）

・原料原産地　島根県隠岐島沿岸

・内容量　40g

・賞味期限　お届け後60日保証

・保存方法　直射日光、高温多湿を避けて常温で保存して下さい。

・加工者　(有)陶山商店　（島根県飯島町）

・栄養成分表示　（100gあたり）エネルギー140kcal／たんぱく質12.4g／脂質0.7g／炭水化物56.2g／食塩相当量5.8g

・注意事項　開封後は早めにお召し上がり下さい。

・栽培基準　坂ノ途中の取り扱い基準についての考え方は、こちらをご確認ください