黒豆きなこのふくよかな香りを楽しむ、さっくり軽やかなあられ
京都で100 年つづくあられ屋の鳴海屋さん。創業当初から「おいしいあられ・おかきはおいしいお餅から」という志を受け継ぎ、お米やお餅の目利きを培い、伝統的な製法を守り続けています。
黒豆きなこあられは、鳴海屋さんの人気商品の一つ。ベースとなるあられは、回転しながら高温で加熱する反復窯をつかって、職人の目で焼き色やふくらみを確かめながら、ふんわり、さっくり軽い食感に焼き上げます。
そこへ、京都府久美浜産の新丹波黒からつくられた黒豆きな粉、まろやかな甘みの讃岐産和三盆、かくし味として沖縄の塩ぬちまーすをまとわせました。黒豆きなこの香ばしく豊かな香りに、和三盆のやわらかい甘みが重なり、かくし味の塩が味を引きしめ、奥行きのある味わいに仕上がっています。それぞれの素材が引き立てられるのも、おいしいあられだからこそ。
急須で丁寧に淹れた日本茶といっしょに、ゆっくり味わってみませんか?
つくり手のこと
京都 鳴海屋(京都府京都市)
大正12年に、初代の鳴海三郎が、餅と和菓子をつくる老舗であった鳴海餅本店より独立。京あられ専門店を創業したのが鳴海屋さんのはじまりです。約100年にわたって、「おいしいあられ・おかきはおいしいお餅から」という創業時の志を受け継ぎ、お米やお餅の目利き、伝統的な製法を守り続けています。
現在は次なる100年を見据え、日本各地にある塩や醤油、海産物や農産物にいたるまで、次世代に守り伝えたい「いいもの」を、米菓という手法でつなぎ、届けていきたいと言います。100年かけて培ってきた技を背景に、京あられの老舗という枠にとらわれず、挑戦を続けています。