サクッと香ばしく甘みひろがる、焙煎落花生
養分たっぷりの土で育て、完熟で収穫した大粒の落花生「おおまさり」を自家焙煎しました。殻をぱりっと割ると、なかにはふっくらと大きな実がつまっていて、一粒ひと粒食べごたえがあります。しっかりと焙煎されているのに苦味はなく、噛むほどに旨みと甘みが口のなかに広がります。
低温焙煎で丁寧に。食べごたえのある大粒落花生
一般的に落花生は、収穫して畑で自然乾燥させたあと乾燥機にかけますが、アグリ・アライアンス(脇農園)の落花生は、ビニールハウス内での「はざ掛け天日干し」。うまみ成分が凝縮した、渋みのない甘くて美味しい落花生になります。
ひとつの畑で収穫できる落花生のうち、約20%しかない大きなサイズの落花生だけを手作業で選別し、その日の気温や湿度、豆の状態などに合わせて焙煎時間を調整。低温でじっくりと、手作業で焙煎しています。
畑の土づくりから、落花生の栽培、乾燥、焙煎まで、手をかけて丁寧につくられたオリジナルの焙煎落花生。一粒ひと粒大事に食べたくなるような滋味深いおいしさです。
つくり手のこと
もともと白ねぎをメインで育て、地元・広島県を一大産地にしようと取り組まれている脇さん。けれども、白ねぎは同じ圃場でくりかえし栽培すると連作障害が起こるため、あいだにほかの作物を栽培するなど工夫が必要です。
そこで、落花生を育ててみたところ、土の状態がよくなり、連作障害も防げるように。しかも、落花生は栄養価がたっぷりでとても美味しい。これを多くのひとに広められたらと、オリジナルの焙煎落花生や、白ねぎと落花生を組み合わせたタレなどの加工品をつくり、届けています。
土づくりへの想い
「安心して食べられる野菜づくりは、健全な土づくりから」という信念をもち、農業を営んできたアグリ・アライアンス(脇農園)の脇 伸男さん。土職人として世界が注目する脇さんの元には、日本全国はもちろん、海外からも生産者さんたちが土づくりの相談に訪れます。
脇さんの圃場では、地下約80~90cmに格子状の水路を張りめぐらせ、水はけの良い環境をつくっています。また土づくりには、有機発酵堆肥をたっぷりと使い、野菜の根が酸素と栄養を吸収しやすいよう工夫しながら栽培しています。