小海町の天空とうもろこし 2本
  • 2本
    700(税込)
    売切れ
    販売開始予定日未定

・お届け内容 小海町の天空とうもろこし

・生産地 長野県

・栽培基準 栽培期間中、化学合成農薬、化学肥料は原則不使用。坂ノ途中の取り扱い基準についての考え方は、こちらをご確認ください

すっきり、甘みはじける、高原のとうもろこし

夏の味わいがぎゅっと詰まったとうもろこし。青い空が近くに感じられる標高約1000mの高原、長野県小海町(こうみまち)の畑からお届けします。
しゃきっと歯切れが良く、粒のなかにみずみずしい甘みを感じる、すっきりとした味わい。そのままかぶりつきたくなるような心地よい香りを、手にとってたしかめてみてください。

 


甘みを引き立てるように茹でたり、蒸したり。醤油をたらして香ばしく焼きとうもろこしにしたり。つぶつぶの食感とやさしい甘みを味わえる、とうもろこしスープやとうもろこしご飯にも。
元気が出るような黄色のひと皿を、夏の食卓に。

八ヶ岳の山なみを見渡す畑から

八ヶ岳と奥秩父山塊の裾野がひろがる、長野県東部の小海町。ゆるやかな坂を上り、木々が生い茂る小道を抜けると、青い空の下にとうもろこしの畑がありました。畑の向こうには、八ヶ岳の山なみの景色。

 

この地で農業を営むのは、生産者さんのおひとり、さかまき農園の坂巻秀高さん。妻のさくらさんとふたり、2006年に東京からこの町へと移り住み、手探りの状態で一から農業をスタートしました。数え切れないほどの苦労がありながら、とれたてのお野菜の美味しさに魅了され……今では5人の子どもたちとスタッフさんも加わり、お野菜と土と人と向き合い、農業に励んでいます。

 

「美味しさは、人を喜ばせ、人を動かす」この想いが日々の原動力です。

農園を訪れたときお昼にいただいた、畑のお野菜たっぷりのカレー

陽の光を浴び、空に向かってのびのびと

心も体もよろこぶ野菜づくりを目指す、さかまき農園の坂巻さん。
その土台となるのは、土と太陽、そして小海の気候です。標高の高いこの地では、昼間は強い陽が差し、朝晩は山からの風が辺りを涼しく保ちます。
とうもろこしは、葉で陽の光を受けてでんぷんを蓄え、夜になって気温が下がると、糖を実へ送り出す。昼夜の寒暖差により、この生育がスムーズにすすむことで、しゃきっとはじける甘い粒が実ります。

この自然の恵みを生かすことを考え、坂巻さんはサポートに手を尽くします。

作物が十分な光合成を行うためには、草取りが肝心。とうもろこしの根に気を付けながら、まわりの草を斜めに抜き、低いところの葉まで光を当てるように。土壌には堆肥やミネラルをしっかりと施し、雨風で倒れないよう、根や茎を丈夫に育てることも心がけます。山に囲まれている土地柄、獣害対策も欠かせません。農業を始めてすぐのころは、2日で2000本のとうもろこしを鹿に食べられたこともあったのだそう。どちらが早くとるかの競争になりながらも、草や収穫後の残渣を手早く取り除くなど、できる限りのことをします。 

 

強い陽ざしと涼しい空気の気候のもと、手をかけて大切に育てられたとうもろこし。畑でもぎたてをかじってみると、体にすっと馴染む、甘やかな味がしました。

スタッフのおすすめ

昨年の夏、小海町へ旅をしました。標高の高い小海町は昼間は暑くても夜は気温が下がり、上着がほしいなと思うほど。この気温差が、おいしいとうもろこしづくりには大事と聞きます。オーソドックスに塩茹でしてかぶりつくのが一番好きです。茹でたときのほわんと良い香り、かぶりついたときの甘み。果汁がいっぱい溢れてきて、日をたっぷり浴びた夏の味がします。欲張ってたくさん買いすぎたときは、茹でてから粒を外して保存袋に入れて冷凍して使っています。サラダにパラパラかけたり、コールスローにたっぷり使ったり。もちろん、すりつぶしてコーンスープも絶品です。(商品企画:横澤)

つくり手のこと

生産者のおひとり
さかまき農園(長野県小海町)

「やるかやらないか、自分次第。自由があり責任もあるというのが、自分には合っていた」と、農業を始めたときの想いを話してくれた、さかまき農園の坂巻秀高さん。妻のさくらさんにはたくさんの苦労をかけたとこれまでを振り返りますが、今では5人の子どもたちとスタッフさんに囲まれながら、この土地で力づよく、軽やかに農業に取り組んでいる姿に、こちらまで元気をもらいました。
「ピーマン嫌いの子が畑で完熟ピーマンを生で食べて、友達にお土産にしたいからと箱いっぱいのピーマンを持ち帰ったんです」
自分たちのつくったお野菜で感動してもらえるのは、なによりも嬉しいことだと教えてくれました。

お客さまのお声


味わう前からみずみずしさが伝わる、シャキっとした粒の歯応え。ついつい何本も口に運びすぎてしまいそうになる、すっきりとした甘さ。ハーブとメープル醤油で一品仕上げてみました。こんがり焼けたお醤油の香りと、とうもろこしの味わいを後押ししてくれるメープルとハーブ。芯まで頬張りたくなるとうもろこしです。(坂ノ途中アンバサダー@terumin1011 さん)

とうもろこしのおいしいレシピ

■蒸し焼きとうもろこし

ふっくらと蒸し茹でにしたとうもろこしに、香ばしい焼き目をつけました。
ぱらりとお塩をふると、甘みが引き立ちます。

レシピはこちら≫

 

■とうもろこしと枝豆のごはん

とうもろこしの実と枝豆のぷちぷちとした食感が楽しく、色味もきれいな炊き込みご飯。とうもろこしの芯も一緒に炊き込むことで、旨みたっぷりの仕上がりになります。

レシピはこちら≫

 

■とうもろこしのかき揚げ

とうもろこしは油で揚げるとより甘くジューシーな味わいに。

レシピはこちら≫

また手にとりたくなる野菜について


美味しく育つ、理由がある

日本の風土は多様です。
暖かな風と日光に恵まれたところ、ずっしりと雪が降り積もるところ、豊かな森と海に囲まれたところ――。

 

気候や地形、土壌によって、育つ作物もさまざまです。
その土地の特長を生かしながら、手をかけて育てられたお野菜は、うんと美味しい。

 

たとえば、瀬戸内海の無人島で日光をたっぷり浴びたまろやかなレモン、鳥取・大山のジンジンとする寒さのなかで甘みの増したキャベツ、対馬の海風を受け栄養を蓄えた原木で育った香り高いしいたけ。

 

「また手にとりたくなる野菜」では、そうした、美味しい背景、ストーリーをもったお野菜やくだものをお届けします。お料理をつくりながら、食卓を囲みながら、「農家さんはこんな人なんだって」「こういう場所で、こんな工夫で育てられているんだよ」「また食べたいね」そんな会話のきっかけにもなれば、とても嬉しいです。