八ヶ岳のぽってり肉厚ピーマン 300g(2~5個程度)
495(税込)
売切れ
販売開始予定日未定

・お届け内容 八ヶ岳のぽってり肉厚ピーマン 300g(2~5個程度)

・生産地 長野県

・栽培基準 栽培期間中、化学合成農薬、化学肥料は原則不使用。坂ノ途中の取り扱い基準についての考え方は、こちらをご確認ください

・ご注意点 150g×2袋でお届けする場合がございます

みずみずしい歯ざわり、ジューシーな肉厚ピーマン

八ヶ岳の北斜面、山の空気が澄みわたる長野県小海町・佐久穂町から、厚い果肉に甘みの詰まったジューシーなピーマンをお届けします。

 

肉厚ピーマン「ちぐさ」は、昭和40年代に日本でつくられた品種。ベル型と呼ばれるようにぽってりとした形をしていて、果肉が厚く甘み豊か。食卓でながく親しまれてきましたが、栽培の難しさもあり、今ではあまり見かけられなくなった、昔ながらのピーマンです。

 

苦みやえぐみ、青臭さが少なく、みずみずしい甘みが際立ちます。
揚げ焼きにしてシンプルにお塩で、大きめに切って香りよく炒めものに、みずみずしさを生かしてサラダやお浸しに。肉詰めにしてもお肉に負けない旨みを発揮します。
夏の暑さで身体がばて気味のときにも、元気をもらえるような味わいです。

丈夫な木を育て、いきいきとした実をならせる

ピーマンが育つのは、八ヶ岳と奥秩父山塊に挟まれた、標高約850mの涼やかな高原。
昼の気温が30度を越えるような夏場でも、朝夕は15度以下に。この寒暖差によって、果実は甘みをたくわえます。
そして、地下水に恵まれた潤いのある土壌、山からの風によりほどよく乾燥した空気が、ピーマンの生育に適した環境をつくっています。

「じわりじわり、根を伸ばしながら、元気な木をつくる。そのための手助けを心がけています。そうすれば、自然とおいしい実がなると考えているんです」
そう話してくれたのは、つくり手のおひとり、池田晶一さん。
池田さんは、土づくりにおいて、作物がいきいきと育つよう、土の酸度や微量元素のバランスまで細やかに調整しているほか、肥料の与えかたにも工夫をしています。与える肥料は多くありませんが、木の根元だけでなく、畑の通路のほうにも施すことで、根をそとまで導くように。そうすることで、土の下で根は栄養を求めてゆっくりと伸びていき、木もすこやかに枝を広げます。
ピーマンの木全体が緩やかに生長するなかで実る果実は、一つひとつに細胞が満ちた、緻密なものに。ひとくちかじると、心地よい歯ざわり、みずみずしさが感じられます。

スタッフのおすすめ

見た目は完全に緑色のパプリカ。1個持ったときのずっしり感も、普通のピーマンとは別ものです。肉詰めにしたら肉が負けてしまいそうな存在感。これは主役として活躍していただかねば!縦に切って油でさっと炒め、みりんと醤油で味付けするだけでしっかり一品料理に。言わずもがな揚げ浸しも最高です。しっかり食べ応えがあって、爽やかな青い香りと適度な苦味がやみつきになります。(商品企画:横澤)

お客さまのお声

果肉がジューシーで、それでいて柔らかく甘味があり、でも香りにクセがないからたくさん食べたくなります! 酢鶏でいただきましたが、鶏肉よりもピーマンが主役に感じるような存在感でした。シンプルにステーキ風にしても美味しそうです。(坂ノ途中アンバサダー @lynnesmealさん)

つくり手のこと

生産者のおひとり

池田晶一さん(こうみゆうきちゃん倶楽部)

「今は苦しいけれど、おもしろい」
たしかな手触りを感じているような、生きた表情で話す池田さんは、茨城県水戸市出身の元サラリーマン。大学卒業後、東京で製造業のシステムエンジニアとして長く勤めていましたが、あるとき、農家さんの手伝いに行ったことが人生を変えるきっかけになりました。
印象に残ったのは、自分の手でものをつくり、慎ましくも自立した生活を送っている姿。それ以来、いつかは自分も農業の道にという想いで少しずつ勉強をはじめました。
40歳を過ぎ、これからの生き方についてぼんやりと考えていた時期に東日本大震災を経験。人生どうなるか分からない、自分が心から面白いと感じることをやろうと決心し、会社を2011年に退職。縁のあった長野県佐久穂町へと移住し、農業の道を歩みはじめました。
佐久穂町、小海町、その周辺の地域には、同じように有機農業をなりわいとする人も多く、新規就農者同士で勉強会が開かれたり、情報交換ができたり、出荷グループがあったりと、励みになることも多いのだそう。
今は、ご夫婦で支え合いながら、山々を見渡す畑で忙しく身体を動かす毎日。あたらしく平飼い養鶏にも取り組みはじめ、畑での資源循環にも目を向けています。

 

こうみゆうきちゃん倶楽部

1999年に長野県小海町で発足した有機生産者グループ〈こうみゆうきちゃん倶楽部〉。現在は小海町、佐久穂町、北相木村から、池田さんを含め10名ほどが所属しています。もともとは野菜市を催すなど、町に有機農業をひろめるための活動をつづけていましたが、地域の直売所なども定着してきた今では、飲食店や流通会社向けの共同出荷が主な役割を果たし、新規就農の生産者が支え合いながら野菜を育て、出荷しています。年に一回は、生産者のみなさんで集まって味噌づくりをするのが恒例行事なのだそう。
グループの生産者のおひとり、安藤智子さんは「そとからも人を呼んで、この地域を活気づけたい。お野菜を食べて小海町に興味をもったら、ぜひ遊びに来てほしい」とメッセージをくださいました。

こうみゆうきちゃん倶楽部の代表 的埜さん親子

ピーマンのおいしいレシピ

■ごろっとジューシーな、ピーマンの肉詰め

大ぶりの肉厚ピーマンに、お野菜たっぷりの肉だねをぎゅっと詰め込みました。甘くジューシーなピーマンは、お肉にも負けない存在感!

レシピはこちら≫

 

■焼きピーマンの生姜ごまだれ和え

肉厚ピーマンの食感を生かし、お酢の酸味、生姜の爽やかさ、ごまの香ばしさをきかせて。なすやトマトなど、ほかの夏野菜とあわせても。

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■ピーマンのガパオライス

暑い日にもりもり食べたくなるガパオライス。大きめに切ったピーマンの歯応えとほろ苦さ、バジルの香りが良いアクセントに。

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■ピーマンのマリネ

シャキシャキとしたピーマンを味わうレシピ。
お砂糖を入れることで、味に深みがでます。
シンプルなお料理なので、香りのよいラー油を使うと美味しく仕上がりますよ。

レシピはこちら≫

また手にとりたくなる野菜について


美味しく育つ、理由がある

日本の風土は多様です。
暖かな風と日光に恵まれたところ、ずっしりと雪が降り積もるところ、豊かな森と海に囲まれたところ――。

 

気候や地形、土壌によって、育つ作物もさまざまです。
その土地の特長を生かしながら、手をかけて育てられたお野菜は、うんと美味しい。

 

たとえば、瀬戸内海の無人島で日光をたっぷり浴びたまろやかなレモン、鳥取・大山のジンジンとする寒さのなかで甘みの増したキャベツ、対馬の海風を受け栄養を蓄えた原木で育った香り高いしいたけ。

 

「また手にとりたくなる野菜」では、そうした、美味しい背景、ストーリーをもったお野菜やくだものをお届けします。お料理をつくりながら、食卓を囲みながら、「農家さんはこんな人なんだって」「こういう場所で、こんな工夫で育てられているんだよ」「また食べたいね」そんな会話のきっかけにもなれば、とても嬉しいです。