食事にぴったり。塩味とミネラルしっかりの海が似合うワイン
ひと口飲むとひろがる塩味やミネラル感。目を閉じれば、太陽の光をきらきらと映す青い海が浮かんでくる。そんな、海を感じるワインをお届けします。
造られたのは、ポルトガルの沿岸地域リスボア。海風によって日中も暑くなりすぎない海洋性の気候で育つブドウは、熟しても酸が残るため、果実味と酸味のバランスがとれたワインに仕上がります。
白ワインは、口当たりがとろりとなめらかで、酸はまろやか。熟した果実のような味わいです。海を感じさせる塩味があり、アサリの酒蒸し、ほたてのカルパッチョなど海の幸をつかったお料理と相性抜群。お肉料理なら鶏肉がおすすめです。キャベツたっぷりのオイルパスタ、グリーンサラダ、カプレーゼなど、野菜とオリーブオイルを使ったシンプルなお料理ともよく合います。
赤ワインは、口当たりは軽やかですが、しっかりと味わい深く、余韻がじんわりと長く残ります。こちらも心地よい塩味が感じられ、はじめて飲んだときは驚きました。後に残るやわらかなタンニンもあり、食中酒にぴったり。グリルした野菜やきのこにオリーブオイルを回しかけ、すこし塩を振る、そんなシンプルなお料理にも、スモークチーズなどの燻製や中華料理など、味や香りがつよめのお料理にもよく合います。
どちらも、飲みやすいけれど軽すぎず、ほどよい厚みやうまみがあるワイン。5月、暑くなりはじめる季節に飲んでいただきたくて選びました。まずは冷やして、食事のあいだはテーブルに置いておき、すこし温度を上げて。そうして温度によって変化する味わいも、楽しんでいただけると嬉しいです。
●ワイン担当 吉村友希
1|リスボア ブランコ 2021
ポルトガルの固有ブドウ品種のブレンドワイン。しっかりとした酸をもつアリントと、フローラルで香りゆたかなフェルナンピレスの2種類のブドウから造られています。程よい塩味があり、ほんのりビターな後味。一部を樽で熟成させているので味に厚みがあり、5月の気候にぴったりのワインです。
口当たりがとろっとシルキーで、酸はまろやか。熟した果実のような豊潤な味わいです。甘さは控えめで、ミネラル感がしっかりとあり、食事がすすみます。
魚介との相性が抜群で、カルパッチョのような生のお魚のお料理にも、フリットや天ぷらなどの揚げ物にもぴったり。厚みのある味わいは、鶏肉料理と合わせてもおいしいです。キャベツたっぷりのオイルパスタ、グリーンサラダ、カプレーゼなど、野菜とオリーブオイルを使ったシンプルなお料理ともよく合います。
産地:ポルトガル リスボア
ヴィンテージ:2021年
品種:アリント70%、フェルナンピレス30%
ワイナリー:ウーゴ・メンデス
ブドウの栽培:必要に応じて最小限の農薬の使用あり
2|リスボア カステラン 2022
するっと喉を通るような軽やかさがありながら、飲むとじんわりとタンニンが残り、海のような広がりを感じる赤ワイン。赤ワインには珍しい塩味が、食欲をそそります。
軽い飲みごごちで飲み疲れしないので、食事と一緒に楽しめます。オリーブオイルをかけたグリル野菜、クレソンやルッコラなど苦味のある葉物野菜のサラダといった、シンプルな野菜料理とよく合います。スパイシーな香りや深みもあるので、ごま油が利いた中華料理、チーズやサーモンの燻製など、香りや味のしっかりしたお料理ともぴったり。どんな食事にも合わせられるので、ふだんの食卓に取り入れやすいワインです。
暑い日には、飲む前に冷やしておき、まずは冷えた状態(13℃くらい)で爽やかさを楽しむのがおすすめ。食事中はテーブルに置いて徐々に温度を上げ、ワインが開いてくるのも感じてみてください。
産地:ポルトガル リスボア
ヴィンテージ:2022年
品種:カステラン100%
ワイナリー:ウーゴ・メンデス
ブドウの栽培:必要に応じて最小限の農薬の使用あり
つくり手のこと:ウーゴ・メンデス
首都リスボンの北東部に位置するサンタレンに生まれ育ったウーゴ=メンデスさん。癌撲滅に貢献するためにバイオテクノロジーを学んでいましたが、本人いわく「ワイン造りに恋をして」、2004年にワイン醸造の世界に飛び込みました。ワイナリーでスタッフとして働くうちに、自らのワインを造りたいと思うようになり、2016年に自身のブランドを立ち上げます。
はじめてのワイン「ウーゴ・メンデス リスボア ブランコ」は、クラウドファンディングで資金を調達して醸造しました。多くの人の支援を受け、877本のワインを造ることに成功します。他にも、SNSやブログなどで自らワインについて発信をするなど、当時のポルトガルのワイン業界においては画期的なアプローチでファンを獲得。2019年からは国外へも輸出されるようになり、ウーゴ・メンデスのファンを世界中に増やし続けています。
近いうちに自身のワイナリーやブドウ畑を所有する予定ではありますが、現状では、ブドウはリスボアとテージョの地元の生産者さんから購入し、ワインは、他のワイナリーの一部を借りて製造をしています。
リスボアやテージョという地域には、首都リスボンの需要に応えるための大量生産のワイナリーが数多くあります。ブドウの生産にも、効率化のために化学肥料や農薬が使われるのが一般的。そんななか、ウーゴさんは、「この地域本来の気候や風土を表現したワインを造ろう」と、なるべく化学肥料や農薬に頼らずにブドウを栽培する生産者を探し、選り抜きのブドウを通常より高い価格で買い取っています。そうすることで生産者を支えながら、地域全体を有機的な栽培方法へ転換させようと取り組んでいます。
おいしく楽しむために
~届いたら~
ワインの保管温度は16℃くらいが理想です。専用のワインセラーが無い場合は冷蔵庫の野菜室へ。室内の低い位置に置き、横になるように倒して保管するのがおすすめです。冷蔵庫のドアポケットは温度変化が大きいので、長期保管は避けてください。
~飲む前に~
■リスボア ブランコ 2021(白ワイン)
飲み頃の温度は8~12℃。冷蔵庫から出してそのままの温度ですぐに楽しめます。冷蔵庫から出したあとは、アイスバケツのようなものにボトルを入れて冷やしながら飲んでいただくか、食事中はテーブルに置いてすこし温度をあげて楽しむのもおすすめです。
■リスボア カステラン 2022(赤ワイン)
飲む10〜15分前に冷蔵庫から出して、すぐに抜栓して置いておきます。ワインの温度を少し上げ、空気と触れさせることで、ワインの香りが開いてよりおいしく飲んでいただけます。13℃程度では爽やかな味わい。もうすこし温度があがり17℃程度になると、このワインのもつ複雑な味わいがより感じられます。
商品詳細
■リスボア ブランコ 2021
・品名 ワイン
・原産国 ポルトガル
・内容量 750ml
・アルコール分 12%
■リスボア カステラン 2022
・品名 ワイン
・原産国 フランス
・内容量 750ml
・アルコール分 12.5%
ご注意点(ご注文前に必ずご確認ください)
■送料について
・送料込みの商品です。別途送料はかかりません
■お届けについて
・常温での配送です
・ワインの輸入元の倉庫からお送りします。発送予定はメールでご案内します
・直送商品のため、お届け日の指定は承っておりません。また、天候不順や、災害等による交通機関の乱れが発生した場合、お選びいただいた期間内にお届けできない可能性もございます。あらかじめご了承くださいませ
■同梱資料について
それぞれのワインの説明書も一緒にお届けします。商品価格の記載のあるものは同梱いたしません
■荷姿について
・無地の段ボールでお届けします。化粧箱でのご用意はございませんので、あらかじめご了承ください