心はなやぐ春色スパークリング
桜の季節にぴったりの、ピンク色のロゼワインをご用意しました。
ロゼワインは、ヨーロッパではよく自宅で食事と一緒に楽しまれる、身近で気軽な存在のワイン。お花見やピクニックなど、いろいろな食べ物を持ち寄って楽しむこの季節にはぴったりの春のワインです。
今回お届けするのは、2種類のロゼのスパークリングワイン。おなじロゼスパークリングといっても、色合いも、味わいも、それぞれに違った良さがあるので、飲み比べて楽しんでいただきたいです。生産者は、ポルトガルのルイス・パトさんとジョアン・パトさん親子。「パト」はポルトガル語でカモを意味し、ピンク色のカモをあしらったデザインも春らしく、贈り物にもおすすめです。
ベリーのような赤みのあるロゼは、父ルイス・パトさんが手がけました。ラズベリーのような甘酸っぱさが特徴。ポルトガル原産の「バガ」という黒ブドウから造られています。
桜色のロゼは、娘ジョアン・パトさんのワイン。ペットナットという、ナチュラルなスパークリングワインです。ポルトガル原産の「マリアゴメス」という白ブドウから造られていて、無濾過でにごりがあります。春にぴったりのイチゴのような味わいです。
春色のワインで、心はなやぐ時間を過ごしませんか?
●ワイン担当 吉村友希
ベリーのような甘酸っぱいロゼ。「ルイス・パト スパークリング バガ ロゼ」
ラズベリーやチェリーの果実を思わせる甘酸っぱいロゼワイン。ポルトガル原産のバガという黒ブドウから造られています。早摘みのブドウを使っているため、若々しい酸味があり、甘さは控えめ。色合いもベリーのようで可愛らしいです。
ソテーやピクルスなど、お野菜のシンプルなお料理を合わせるのがおすすめ。酸味のあるものとよく合うので、春らしく新玉ねぎのマリネなんかもいいですね。
産地:ポルトガル バイラーダ地方
ヴィンテージ:NV
品種:バガ90%、マリアゴメス10%
ワイナリー:ルイス・パト
ブドウの栽培:原則、化学合成肥料や農薬は使用しない方針。ただし、必要な場合には最低限使用する可能性もあり
桜色のナチュラルなロゼスパークリング「ジョアン・パト ローザ ダック ペットナット」
桜色の淡いピンクのロゼワイン。ペットナットと呼ばれるナチュラルなスパークリングワインで、タンク内の発酵中のワインをそのまま瓶に移しているので、瓶詰めされた後も瓶内で発酵を続けています。
マリアゴメスというポルトガル原産の白ブドウを主体に造られていて、ブドウ果実の味わいがぎゅっとつまっています。イチゴのような甘酸っぱさは春にぴったり。無濾過なので澱の濁りがあり、酵母からくる厚みもあります。あっさりとした葉物野菜の煮びたしから、魚の西京焼きのようにこく深いお料理、スパイスのきいたカレーまで、ふだんの食事に合わせやすいのも、このワインの魅力です。
産地:ポルトガル バイラーダ地方
ヴィンテージ:NV
品種:マリアゴメス95%、バガ5%
ワイナリー:ジョアン・パト
ブドウの栽培:原則、化学合成肥料や農薬は使用しない方針。ただし、必要な場合には最低限の使用可能性もあり
つくり手のこと
1| ルイス・パト
生産者、ルイス・パトさん。写真のポーズがお決まりのポーズ。自分のことを「ローリング・ワインシュタイン」と呼び、ザ・ローリング・ストーンズのモチーフである赤い舌と、舌を出すアインシュタインの顔を合わせたデザインのラベルのワインまでつくっています。
そんなユーモアあふれるパトさんは、ポルトガル産ワインの素晴らしさを世界中に広めたレジェンドのひとり。原点は、ワイナリーのあるバイラーダ地方原産のブドウ品種、バガ種。バイラーダ地方では、昔からこのバガ種がメインに生産されていて、多品種生産が一般的なポルトガルでは珍しい産地です。原点は、ワイナリーのあるバイラーダ地方原産のブドウ品種、バガ種です。
18世紀からつづく歴史あるワイナリーを継いだルイスさんは、それまで地域内でしか消費されていなかったバガ種に注目しました。「地元のブドウで世界に通用するワインを造りたい」。そのために、栽培方法からバガ種を生かしたワインの製法にいたるまで、すべての工程を革新してきたのです。
彼の造ったバガ種のワインは、今やポルトガルを代表するワインとして高い評価を得ています。現在ではバイラーダ地方で造られるワインの85%がバガ種の赤ワインになるほど。自分のことを「ミスター・バガ」とも呼んでいるのも納得です。
これまでたくさんの挑戦や実験をつづけてきたパトさん。完熟前に間引かれ捨てられていたブドウを活用してスパークリングワインを造ったり、白ブドウのワインに黒ブドウの皮を浸漬させて赤ワインを造ったり……70歳をこえた今も、次々と新たなアイディアを思いついては実践しています。
2|ジョアン・パト
ジョアン・パトは、ポルトガル北部のバイラーダ地方を代表するワイナリーであるパト家の3代目マリア・パトさんが設立したワインブランド。父ルイスさんと共にワイン造りをしています。「パト」はポルトガル語でカモを意味し、ボトルに描かれているカモのモチーフは、パト家のシンボルです。
父ルイス・パトさんは、バイラーダ地方にとどまらず、ポルトガルのワイン界で「レジェンド」と呼ばれる、大変有名なワインの造り手。この地域の固有品種・バガを使った高品質の赤ワインを世界中に広めた人です。そんな父と娘のマリアさんがつくり出すのは、なるべく人の手を介さないナチュラルなワイン。バイラーダ地方の固有品種の味わいや、海から影響を受けるこの地域ならではの味わいを最大限に表現しています。
今回のワインは、バガ種85%、トウリガナショナル種15%のブレンド。また、2014年、2016年、2018年の各ヴィンテージからそれぞれ1/3のワインをブレンドしています。混ぜ合わせることで、ヴィンテージの特徴を越えて、バガ種と産地の特徴を表現しようという試みのワインです。
ワインをおいしく楽しむために
~届いたら~
ワインの保管温度は16℃くらいが理想です。専用のワインセラーが無い場合は冷蔵庫の野菜室へ。室内の低い位置に置き、横になるように倒して保管するのがおすすめです。冷蔵庫のドアポケットは温度変化が大きいので、長期保管は避けてください。
~飲む前に~
■ルイス・パト スパークリング バガ ロゼ
飲み頃の温度は8〜12℃。冷蔵庫から出してそのままの温度ですぐに楽しめます。美味しさをキープするために、冷蔵庫から出したあとも、できればアイスバケツのようなものにボトルを入れて冷やしながら飲んでください。
■ジョアン・パト ローザ ダック ペットナット
冷蔵庫で5℃くらいに冷やしてお飲みください。発泡性のスパークリングワインなので、抜栓時の吹きこぼれにはご注意ください。あらかじめグラスを用意しておいて、吹きこぼれたワインを注げるようにしておくのがおすすめです。
※このワインはにごりワインです。瓶内で発酵が進み、底に澱が沈殿しやすくなっています。澱はワインの成分ですので飲んでも全く問題ありません。楽しみ方は2通りあります。
①飲む前にボトルを優しくゆすると、にごりワインとして楽しめます。この際、強く振ると吹き出すことがあるのでご注意ください
②しばらく瓶を立てておき澱を底に沈めてから、上澄みを注いで飲んでいただくこともできます
お好みにあわせてお楽しみください。
商品詳細
■ルイス・パト スパークリング バガ ロゼ
・品名 スパークリングワイン
・原産国 ポルトガル
・内容量 750ml
・アルコール分 12%
■ジョアン・パト ローザ ダック ペットナット
・品名 スパークリングワイン
・原産国 ポルトガル
・内容量 750ml
・アルコール分 10.50%
ご注意点(ご注文前に必ずご確認ください)
■送料について
・送料込みの商品です。別途送料はかかりません
■お届けについて
・ワインの輸入元の倉庫からお送りします。発送予定はメールでご案内します
・直送商品のため、お届け日の指定は承っておりません。また、天候不順や、災害等による交通機関の乱れが発生した場合、お選びいただいた期間内にお届けできない可能性もございます。あらかじめご了承くださいませ
■荷姿について
・無地の段ボールでお届けします。化粧箱でのご用意はございませんので、あらかじめご了承ください