ウガンダの村で、大切に受け継がれてきたシアの樹
東アフリカ・ウガンダから届けられた「シアバターナイロティカ」。このシアバターは、ウガンダ北部の、ナイロティカ(ナイル川のという意味)と呼ばれるナイル川流域にだけ群生するシアの樹の種からつくられています。
ウガンダ北部は、1980年代から20年にわたりつづいた内戦の影響を大きく受けた地域です。そこに暮らしていた人たちの多くは、避難を余儀なくされました。しかし難民キャンプで生活しているあいだも、ときには警察官や兵士に守られながら、シアの樹の様子を見に村に戻っていたそう。シアはそれほど大切なものでした。
住民たちがキャンプから徐々に帰還し、シアの実を収穫できるようになったのは、2010年代のこと。草刈りなどのシアの樹の世話をし、実を集め、種を選別しているのは、村の女性たちです。良いバターのとれる実がつくのは、樹齢20年をこえるころから。長い時間をかけ、樹の成長を見守ります。そして、シアバターの生産から得られる収入は、この地に住む人たちの暮らしを支えています。
スタッフが使ってみました
訳あり商品として販売するにあたり、シアバター愛用歴の長い坂ノ途中スタッフが試してみました。おすすめの使いかたや、気をつけていただきたいことなどをご紹介します。
・ヘアケアにおすすめ
何年も前から、髪のケアにはシアバターを使っています。今回の訳あり商品はダマが気になるものの、やはりシアバターをつけた日は髪につやが出てしっとり。ラベンダーの香りもリラックスできます。
・しっかり溶かせば手足の保湿にも
手にしっかりとなじませて溶かせば、手やひじ、かかとなどに使っても粒感がそれほど気になりませんでした。ただ、顔や唇、皮膚の薄い部分には負担がかかりそう。全身に使いたい場合は、いちど完全に溶かしたあとに冷やして、なめらかにしてからがいいと思います。
※完全に溶かして冷やし固める方法
60~70℃くらいのお湯で湯せんします。完全に溶けたら一気に冷やすため冷蔵保存を。ゆっくり冷やすと再びダマになります。冷えて固まったシアバターはスパチュラなどですくってお使いください。
・「訳あり」だからこその楽しみ
「今日は寒いから粒が残るなあ」とか、「手のひらにのせて、指でくるくるすると溶けやすいかも」とか、自分なりの向き合い方がわかってくるのが楽しい。これからもリピートしたいです。