黄色く熟した南高梅で梅しごとを
梅の名産地・和歌山の黄色く熟した南高梅と、沖縄の海水塩、マスコバド糖をセットにしてお届けします。梅干しと梅ジャム(または梅シロップ)がすぐにつくれるおすすめのセットです。
南高梅(黄熟)は、完熟の手前で収穫しているので、青梅よりも甘味が増し、香りが豊かです。梅シロップや梅酒にすると、青梅とはまたちがった、まろやかな味わいに。梅干しにも梅ジャムにも、追熟させる必要がなく、すぐにお使いいただけます。
なんともいえない、深みのあるやさしい香りを胸いっぱいに吸いこみながら、いろいろな梅しごとを楽しんでください。
雹(ひょう)の被害について
昨年、産地の和歌山では、暖冬の影響で梅の花が例年より早く咲いてしまいました。そのため、ミツバチの活動時期とずれてしまい、受粉がすすまず、実がつかない、大変不作の年でした。
今年は冬の気温が低く、花の開花がほぼ例年通りだったため、順調に実がつき、農家さんも私たちもひと安心していました。ところが4月に入って大粒の雹(ひょう)が数回降り、ついたばかりの小さな実にあたって、実を落としたり、傷つけたりといった被害が出てしまいました。
雹が当たってできた傷は、生長とともに乾いて目立たなくなりますが、一部凸凹が残っているものがございます。傷が乾いていれば問題なくお使いいただけますので、ご理解いただけますと幸いです。
セットの内容
瓶もご用意しています
梅酒や梅シロップにおすすめの瓶もご一緒にいかがでしょうか。
つくる量に合わせてサイズをお選びください。
(瓶はセットに含まれておりません)
サイズの目安
2Lサイズ…梅酒なら梅500g、梅シロップなら梅500g~800gを漬けるのに最適です
4Lサイズ…梅酒なら梅1㎏、梅シロップなら梅1.5kgを漬けるのに最適です
少量づつ小分けにして、いろいろな梅しごとにチャレンジしたいときはこちらもおすすめです。
梅農家さんのこと
宇田川啓太さん(和歌山県田辺市・田辺印の会)
和歌山県中南部、海と山を結ぶように世界遺産・熊野古道が通る田辺市。この地域では、江戸時代から梅の栽培が盛んで、今も日本有数の産地として知られています。
田辺印の会・宇田川啓太さんの畑があるのは、田辺市のなかでも山側の地域。海側とくらべると、収穫時期が1、2週間遅く、そのぶん市場では不利になることも。また、木が育つのは急な斜面で、作業性も悪くなってしまいます。
けれど、山の畑には優れているところがあります。それは、周囲に山林が広がり、生物多様性に恵まれていること。たとえ梅の木にとって害となる虫がいたとしても、近くにはその天敵がいる。だから、多くの農薬を使わなくても、ある害虫が一気に増えるということはそうないと言います。「自分の努力で何かが変えられるとは思わない。自然になるようになることが大事で、自分はそこに少し手を添えるだけ」
宇田川さんは、山の斜面を歩き、畑に植わる400本の木を見て回ります。そして、土に肥料を与えたり、枝の剪定をしたり、伸びた草を刈ったり、自然に寄り添いながら、梅の実がすこやかに育つよう、手助けをしているのです。
産地訪問してきました|「南高梅」田辺印の会 宇田川啓太さんの畑へ
昨年5月の終わり、収穫の時期を迎える梅のようすを伺いに、和歌山県田辺市へと向かいました。
初夏の日差しのなか、畑を案内してくれたのは、有機栽培グループ田辺印の会の生産者のひとり、宇田川啓太さん。緑あふれる山辺の畑で心地よさそうに育つ梅と、そのまわりの景色をお届けします。
梅しごとのレシピ
梅しごとのレシピをご用意しました
お手元でご覧いただける梅しごとのレシピをご用意しました。
以下からダウンロード・印刷してお使いいただけます。
■梅干し
■きほんの梅シロップ、梅酒、梅ジャム
梅のお届けと梅しごとスケジュール
梅のお届けは、5月下旬の「熊野古道の小梅」からはじまり、6月上旬から「梅」、6月中旬から「南高梅(黄熟)」へと移り変わっていきます。
それぞれのお届け時期にあわせて、梅しごとを計画してみてくださいね。