梅干しや梅ジャムに、黄色く熟した梅
梅の名産地・和歌山から、黄色く熟した南高梅をお届けします。
今季は暖冬の影響で、例年2月に咲く梅の花が1月に開花してしまい、未熟な花が多い状況でした。そして、開花後に気温が低下したため、受粉に活躍してくれるみつばちが飛ばず、着果する実がとても少ない年となりました。
このような状況のなかで実った大切な梅。春から初夏へと季節の移ろいとともに少しずつ成長してきました。青々としていた実も徐々に黄色く色づき、ついに完熟間近です。
黄色く熟した梅の魅力は、なんといってもその香りです。収穫を終えた梅農家さんたちの倉庫は、甘い香りに包まれます。なんともいえない、深みのあるやさしい香り。
「この香りを吸いこむと、本当にしあわせな気持ちになります」と、梅農家さんたちは目を細めておっしゃっていました。
完熟に近い梅は、梅干しや梅ジャムづくりにおすすめです。追熟させる必要がないので、届いたらすぐにお使いいただけます。甘みも増しているので、梅酒や梅シロップにしても、青梅とはまたちがった、まろやかな味わいに仕上がります。
黄色く熟した南高梅。いろいろな梅しごとで楽しんでくださいね。
梅農家さんのこと
宇田川啓太さん(和歌山県田辺市・田辺印の会)
和歌山県中南部、海と山を結ぶように世界遺産・熊野古道が通る田辺市。この地域では、江戸時代から梅の栽培が盛んで、今も日本有数の産地として知られています。
田辺印の会・宇田川啓太さんの畑があるのは、田辺市のなかでも山側の地域。海側とくらべると、収穫時期が1、2週間遅く、そのぶん市場では不利になることも。また、木が育つのは急な斜面で、作業性も悪くなってしまいます。
けれど、山の畑には優れているところがあります。それは、周囲に山林が広がり、生物多様性に恵まれていること。たとえ梅の木にとって害となる虫がいたとしても、近くにはその天敵がいる。だから、多くの農薬を使わなくても、ある害虫が一気に増えるということはそうないと言います。「自分の努力で何かが変えられるとは思わない。自然になるようになることが大事で、自分はそこに少し手を添えるだけ」
宇田川さんは、山の斜面を歩き、畑に植わる400本の木を見て回ります。そして、土に肥料を与えたり、枝の剪定をしたり、伸びた草を刈ったり、自然に寄り添いながら、梅の実がすこやかに育つよう、手助けをしているのです。
産地訪問してきました|「南高梅」田辺印の会 宇田川啓太さんの畑へ
昨年5月の終わり、収穫の時期を迎える梅のようすを伺いに、和歌山県田辺市へと向かいました。
初夏の日差しのなか、畑を案内してくれたのは、有機栽培グループ〈田辺印の会〉の生産者のひとり、宇田川啓太さん。緑あふれる山辺の畑で心地よさそうに育つ梅と、そのまわりの景色をお届けします。
砂糖や塩も一緒にどうぞ
梅と一緒に砂糖や塩もセットでお届けいたします。梅酒や梅シロップには氷砂糖、もしくは優糖精(粗糖)とのセットを、梅干しには沖縄の海水塩 青い海とのセットもご用意しております。
■氷砂糖
北海道のてんさい糖から作った氷砂糖です
・名称 氷砂糖(国産)
・原材料名 砂糖(国産)
・お届け内容 氷砂糖 1kg
■優糖精(粗糖)1kg
沖縄産のサトウキビだけを原料にして、精製を控えてつくりました。サトウキビの風味を残した、まろやかな味わいです
・名称 砂糖
・原材料名 さとうきび(沖縄産)
・お届け内容 優糖精 1kg
沖縄の南端、糸満市の沖合い2000mの海水を、平釜でじっくり煮詰めてつくられたお塩。ミネラルを豊富に含んでいるので、まろやかさのなかに、どこか甘みや苦みを感じる味わいです。
・名称 食塩
・原材料名 海水(沖縄県)
・お届け内容 沖縄の海水塩 青い海500g
※単品購入はこちらから≫
瓶もご用意しています
梅酒や梅シロップにおすすめの瓶もご一緒にいかがでしょうか。つくる量に合わせてサイズをお選びください。
※瓶はセットに含まれておりません
サイズの目安
2Lサイズ…梅酒なら梅500g、梅シロップなら梅500g~800gを漬けるのに最適です
4Lサイズ…梅酒なら梅1㎏、梅シロップなら梅1.5kgを漬けるのに最適です
梅しごとのレシピ
■黄熟梅のシロップ/梅酒
完熟(黄熟)梅でシロップや梅酒をつくると、華やかで香り豊かに。梅農家の宇田川さんおすすめのレシピを教えてもらいました。
完熟梅を塩麹に漬けておくだけでできる、手軽な梅の保存食です。
梅の実は甘酸っぱく塩気まろやかに、漬け床の塩麹は梅の風味が移ってさっぱり。
ご飯のおともや和えものなど、いろいろに活用してみてください。
塩と砂糖、梅だけで漬ける、昔ながらの梅干し。紫蘇を使っていないので、自然な色合いに仕上がります。塩漬けにしたあと、お天気がいい日に土用干しをしてくださいね。
お家で楽しんでいただける「梅しごと」のレシピです。
梅シロップ、梅酒、梅ジャム、梅味噌、梅干し……
はじめて梅しごとをされる方にも分かりやすくご紹介しています。
また、お手元でご覧いただける梅しごとのレシピをご用意しました。
以下からダウンロード・印刷してお使いいただけます。
■梅干し
■きほんの梅シロップ、梅酒、梅ジャム
梅のお届けと梅しごとスケジュール
梅のお届けは、5月下旬の「熊野古道の小梅」からはじまり、6月上旬から「梅」、6月中旬から「南高梅(黄熟)」へと移り変わっていきます。
それぞれのお届け時期にあわせて、梅しごとを計画してみてくださいね。