やさしくてさっぱりした味わい。食べ飽きない卵
淡く黄色い黄身の色とすっきりした白身の味わいが特徴の、定期宅配でもおなじみの飛鳥の卵を奈良県・古都風雅ファームさんからお届けします。鶏たちは鶏舎の中を自由にのびのびと、歩いたり飛び跳ねたりして過ごしています。
「鶏たちの食べるもので、卵の色や香り、味わいが全然違ってくるんです。飼料は、人間が口にできるものを基本に、ということを大切にして選んでいます」
そう話してくれたのは古都風雅ファームの牧野裕三さん。お米を主体に、おからや野菜くず、鰹の削り節や胡麻などを飼料として与えています。とうもろこしを使用していないので、黄身の色はさわやかなレモンイエローに。味わいはあっさりとして食べやすく、上品な香りとふわっと軽やかな甘みがあります。
シンプルに卵焼きや茶碗蒸しにすると、卵自体のおいしさが感じられます。
スタッフのおすすめはお味噌汁。お鍋にぽとっと卵を落として少し火を入れると、黄身の甘さが際立ち味噌のまろやかさと相性ぴったり。プリンやシフォンケーキなどのお菓子づくりにも。
生産者さんのこと
■古都風雅ファーム 牧野裕三さん(奈良県奈良市)
清澄な空気と山水が豊かな大和高原にある古都風雅ファームさん。半鶏半農の先駆け的存在である奈良市のつかはら自遊農園さんから2018年に事業を継承し、養鶏をはじめました。
以前は、宇陀市で有機農業を営む山口農園での野菜の栽培と並行して、新規就農支援や雇用就農支援などの活動を行っていた裕三さん。
「息子の飛鳥が奈良に帰ることになって、養鶏を始めたいと訪れた県庁の担当部署で、継承先を探している養鶏場があると、たまたま教えてもらったんです。元々、息子は農業高校を卒業してから、畜産関係の仕事で牛や豚の世話をしていたこともあって、いいんじゃないか、一緒にやってみようかと。」
鶏たちを見ながら、そう朗らかに話す裕三さん。屋根がボロボロになっていた鶏舎を建て直すところから始めて、増設もし、ボリスブラウンやアローカナという種類の鶏を飼育しています。
古都風雅ファームさんにお邪魔した時にまずびっくりしたのが、鶏舎の外を自由に歩いている数羽の鶏たち。最初は脱走してしまったのかと心配したものの、よく観察すると傷があったり、目が見えづらそうにしていたり。どうしても鶏舎の中で生きづらい鶏たちを、外に放していました。
裕三さんは、「この子らには一羽一羽名前があるんです。名前を呼ぶと寄ってくるくらい慣れているんですよ」と、温かいまなざしで見つめながら話してくれました。
一つひとつ丁寧にパック詰めして届けてくれている古都風雅ファームさんの卵は、やさしい色と味わいの、毎日食べたくなる、そんな卵です。
おすすめレシピ
大人も子どもも大好きなオムライス。ケチャップの代わりに玉ねぎ麹を使い、コクをプラスしました。
土っぽい香り、歯ごたえのある食感。そんなごぼうの美味しさを、サラダで味わうレシピです。アンチョビとにんにく、レモンの風味が重なり、複雑ながらまろやかな味わいに。
フランスの伝統的な焼き菓子、ウィークエンドシトロン。グリーンレモンの果汁や皮を使い、ほどよく酸味のある爽やかな味わいに仕上げています。名前の通り、週末にゆっくりと過ごしながら食べたいですね。
ほかにも、卵をつかったレシピをご紹介しています。
試してみてくださいね。
卵の発送・状態について
・配達スタッフが細心の注意を払ってお届けいたしますが、配送状況によっては割れてしまう可能性がございます。
その場合はお手数をおかけいたしますがご連絡いただけますと幸いです。
・平飼いの鶏たちはとても活発に動くので、カラダをあちこちにぶつけ、その衝撃で卵のなかに血が入ってしまうことがあります。
品質には問題なく、取り除いてお召し上がりいただけますが、気になるような状態でしたらご連絡をいただければと思います。
・鶏の体調やえさの好み、水の飲みすぎなどにより、卵が若干水っぽい状態のことがございますが、産んでからすぐのものをお届けしており、卵が古いわけではございません。