フランス・マルセルさんが育てたブドウを味わう新酒
フランス・ボジョレー地区で、その年に収穫したブドウで造られたワイン、ボジョレー・ヌーボー。ヌーボーとはフランス語で「新しい」という意味で、毎年の新酒を味わい、年ごとの違いを楽しみます。
なるべくブドウの果実そのままの味わいがわかるものを、と選んだのが、<ドメーヌ・ジュベール>のマルセル=ジュベールさんが手がける自然派ワイン。ボジョレー地域のなかでも、ワンランク上に位置づけられるボジョレー・ヴィラージュ地区のブドウで造られたヌーボーです。
マルセルさんがワイン造りにおいて最も重視するのは、ブドウ作り。健全で質の良いブドウを作れば、余計な手を加えたり、酸化防止剤を添加したりする必要はない、と考えています。ワインの醸造家でありながら、ひとりの農家としてブドウ栽培に向き合っています。2023年は天候に恵まれ、ブドウは順調に成長し、無事収穫の日を迎えました。
いまは醸造のまっただなか。マルセルさんが大切に育てたブドウから、どんなワインが完成するのでしょうか。
2023年のボジョレーヌーボーの解禁日は11月16日。いまからとても楽しみです。
●ワイン担当 吉村友希
ワインの詳細
産地:フランス ブルゴーニュ地方 ボジョレ・ヴィラージュ地区
ヴィンテージ(ブドウの収穫年):2023年
ブドウの品種:ガメイ100%
ブドウの栽培:有機認証(ECOCERT)取得
ワイナリー<ドメーヌ・ジュベール>のこと
ドメーヌ・ジュベールは、ブドウ栽培の有機認証取得に始まり、酸化防止剤の亜硫酸を使用せずに仕上げるところまで、一貫して自然の力を大切にしたワイン造りをしています。手がけるのは、マルセル・ジュベールさんとカレン・ジュベールさん親子。
ワインの生産者さんたちは、よく、「亜硫酸の添加なしでのワイン造りは、野球でいえばホームランか空振り三振のようなイチかバチかの行為」だと言います。亜硫酸はワインの酸化や雑菌の繁殖を防ぐために、一般的に使われているもの。それを使用しないワインは酸化しやすく、またバクテリアによる汚染が進みやすくなります。そのため、ブドウの栽培から醸造時の衛生管理まで、高度な技術が求められるのです。(※)
健全なブドウを育て、自然の力で醸造する。絶え間ない挑戦から得られる経験と技術をもつジュベール親子により仕上げられた、見事なワインです。
※ブドウが発酵する中で酵母は微量の亜硫酸を生成します。このワインは亜硫酸無添加で醸造されていますが発酵時に生成された亜硫酸は微量含まれます。
ワインが届いたら
ワインの保管温度は16℃くらいが理想です。専用のワインセラーが無い場合は冷蔵庫の野菜室へ。室内の低い位置に、横になるように倒して保管するのがおすすめです。冷蔵庫のドアポケットは温度変化が大きいので、長期保管は避けてください。
◆飲む前に
冷たすぎると、香りや甘味など、このワインのもつ美味しさを感じにくいので、飲む10〜15分前に冷蔵庫から出して、すぐに抜栓して置いておきます。ワインの温度を少し上げ、空気と触れさせることで、ワインの香りが開いてより美味しく飲んでいただけます。飲み頃の温度は13~16℃。空気に触れて変わっていく香り、味わいをお楽しみください。
商品詳細
■ドメーヌ ジュベール社 ボジョレ・ヴィラージュ・ヌーヴォー
・品名 ワイン
・原産国 フランス
・内容量 750ml