華やさと深い⽢みのハーモニー
ネパールの東端、インド・ダージリン地方と山を一つ隔てた場所に位置するイラム地方。その中心地から12kmほど離れた丘陵地帯にあるのが、ジャスビレ村です。ヒマラヤからの風が吹く、この小さな村で育まれたBLACK TEA(紅茶)を、ティーバッグにしてお届けします。
産地の生産者さんが、揉捻(葉をもむ工程)や発酵や乾燥の度合いを変えながら、何種類もの茶葉をつくってくれました。テイスティングしたなかで、私たちがとくに印象的だと感じたのが、この茶葉です。
抽出されたお茶は赤みを帯びたきれいな茶褐色で、産地では「RUBY TEA」と呼ばれています。
紅茶らしいコクがありながらも渋みは穏やか。果物のような酸味や甘みがあり、華やかでありながら、まるい口当たりが印象的です。
つくり手のこと
Jasbire Tea Processing Center(ネパール イラム地方 ジャスビレ村)
ジャスビレティファクトリーは、2014年にシャラド・スッバさんが設立した製茶工場です。スッバさんはもともと別の製茶工場で働いていましたが、イラム独自のスペシャルティティをつくりたいという思いで独立。自身も先祖代々受け継いできた農園で、お茶の栽培にも携わりながら、品質の高い茶葉を生産しています。
スッバさんが目指すのは、ジャスビレ地域に暮らす120以上の世帯の、長期的な生活の基盤を確保しながら、地域の自然環境も守ること。そのために、ジャスビレティーファクトリーも、単なる製茶工場ではなく、生産者組合のような役割を担っています。
山(丘)の一番上には森を残し、次にお茶畑、その下に住居という風に農園をつくる、単一栽培は避けるといったサステイナブルな方法を、地域全体の農家さんに広げていこうと、啓蒙活動も行っています。
ネパールのお茶と、海ノ向こうコーヒーの出会い
海ノ向こうコーヒーは、2017年から、ネパールの農家さんと一緒にコーヒーづくりに取り組み、「ネパールのつぼみコーヒー」としてお届けしています。何度もネパールに通うなかで、2024年、イラムのお茶農家さんたちと出会いました。はじめて訪ねたときに振舞ってくれたお茶の美味しさに驚いたことが、私たちとイラムティーとのおつきあいのはじまりです。
イラム地方はインドのダージリン地方と隣接していることから、その茶葉はダージリンティーのブレンドに用いられることが多く、「イラムティー」としてはあまり知られていません。いいお茶をつくりたい、そしてそれを「イラム」の名前でたくさんの人に届けたい、という農家さんの想いにふれ、一緒につくりあげたのが今回の商品です。農家さんたちの暮らしのこと、自然との調和や地域コミュニティを大切にするすがた。お茶の味わいと一緒に、みなさんにお伝えしたいと思います。
自然に還る、テトラ型パックのこと
ティーバッグには、植物由来の原料(トウモロコシのデンプン)からつくられた不織布のパックを使用しています。熱湯に浸けても有害な物質が溶け出すことがなく、使用後は庭やプランターの土に埋めたり、コンポストに混ぜたりすれば、微生物のはたらきによって水と二酸化炭素に分解されます。また、燃やしてもダイオキシンなどの有毒ガスは発生しません。
おいしい淹れ方
スタッフおすすめの淹れ方をご紹介します。
【準備するもの】
ティーバッグ 1個
湯の温度:沸かしたてのお湯
投入湯量:140ml~180ml
【淹れ方】
1)温めたカップにティーバッグを入れます。
2)沸かしたてのお湯を注ぎます。高い位置から茶葉をめがけて勢いよく注ぐのがポイント。
3)2~4分蒸らします。
4)ティーバッグを取り出して完成。
【ポイント】
沸騰した直後のお湯を注いでください。
お湯の対流で茶葉を踊らせることで、おいしさを引き出します。
お湯の量や抽出時間は、お好みで調整してください。
商品詳細
・名称 紅茶
・原材料名 紅茶
・原料原産地 ネパール
・内容量 20g(2g×10袋)
・賞味期限 お届け後240日保証
・保存方法 直射日光、高温多湿を避けて冷暗所で保存
・販売者 株式会社坂ノ途中
・製造者 有限会社福岡ティーパック加工センター(福岡県粕屋郡新宮町)
・使用上の注意 開封後はお早めにお召し上がりください
・取り扱い基準 坂ノ途中の加工品取り扱い基準について、詳しくはこちらをご覧ください