和食の乾物食材を生かした、シンプルなふりかけ
昆布やかつお節、ごまや海苔など、素材の味わいが詰まったふりかけ。
考案したのは、基本からおもてなし料理まで、丁寧な和食レシピを紹介するWebサイト「白ごはん.com」の料理研究家・冨田ただすけさんです。
冨田さんがふりかけをつくるきっかけとなったのは、子どもたちにも和食を好きになってほしい、という想い。今はいろいろなものを口にする機会があるけれど、昔から日本人が食べてきた魚や昆布、乾物なんかも喜んで食べてほしい。そんな想いを形にしようとできあがったのがこのふりかけです。
安価につくるため、色味や味を安定させるためなど、さまざまな理由から化学調味料や香料、着色料といった食品添加物が加えられることの多いふりかけ。冨田さんはそれらを使わず、料理に使っている素材そのものだけを組み合わせて商品づくりをすすめました。
原材料はできるかぎり国産のものを選び、味わいのバランスをとりながらブレンドしたふりかけ。冨田さん自身も、坂ノ途中スタッフも、「これは美味しい!」と自信を持っておすすめします。
ふりかけの素材は、北海道産の昆布で作ったおぼろ昆布が一番多く、次にかつお節と白いりごま、アクセントになる紀州産の乾燥梅干しと愛知県産の焼き海苔がそれに続きます。調味料はきび砂糖と瀬戸の焼き塩を入れていて、隠し味と風味付けに国産の干し椎茸粉末、青海苔、あおさを組み合わせています。
和食の乾物食材をふんだんに使ったふりかけ。まずは、ごはんにたっぷりとかけて、ほおばってみてください。
薬味としてもいろいろ使える
ごはんにかけて美味しいのはもちろん、冷奴や千切りキャベツのサラダ、うどんなどにかけるのもおすすめ、という冨田さん。料理に使う素材だけを組み合わせているから、薬味としてもいろいろ使えるのが、このふりかけの嬉しいところです。
一つひとつの素材の旨みが重なり、豆腐やキャベツといったシンプルな食材と合わせても、奥行きのある味わいがひろがります。
つくり手のこと
白ごはん.com 冨田ただすけさん
食品会社勤務や日本料理店での修業を経て、2013年に料理研究家として独立した冨田ただすけさん。和食の美味しさを伝える、自身のレシピサイト「白ごはん.com」やYoutubeチャンネルを通して、家庭でも作りやすい、丁寧な和食レシピを届けています。
これまで坂ノ途中では、「ごはんに合う料理って何だろう?」というインタビューを行ったり、白ごはん.comのレシピで献立をつくって調理する「ごはんがすすむ!旬やさいの献立」という企画を行ったりと、冨田さんには「ごはん」について考えるヒントをいただいていました。
坂ノ途中スタッフのなかでは、ごはんのおともの定番になっていたふりかけ。みなさんにも味わっていただきたくて、このたびお届けがはじまりました。新米の季節、炊きたてのごはんと一緒に味わってみてくださいね。