周防大島の自然からうまれた、島のはちみつ
緑豊かな山と青く透き通る海が広がる、山口県周防大島。
その様子は、優れた海域の景観を守る特別保護区として「海域公園」に指定されるほどの美しさです。
そんな周防大島で養蜂を営む〈瀬戸内タカノスファーム〉さんから、さわやかな味わいのはちみつが届きました。
瀬戸内タカノスファームさんの一番の特徴は、季節の花々を求めて場所を変える移動養蜂ではなく、周防大島という地だけで養蜂を行う「定飼養蜂」であること。その土地独自の味わいのはちみつが生み出せる方法です。
島のはちみつは、周防大島の自然が目に浮かぶようなさわやかさと透明感、こっくりとした甘さがあります。
くせがないので、いろいろなものに合わせやすく、日常的にお楽しみいただけます。ヨーグルトにかけたり、ドリンクにしたりしてみてくださいね。
つくり手のこと
株式会社MIKKE(山口県周防大島町)
養蜂をはじめる前は、東京でCM制作の仕事をしていた、株式会社MIKKEの内田さん。充実した日々ではあったものの、過度に消費を促す仕事内容や、それに携わる自身の生き方に徐々に疑問を抱くようになりました。
まずは、人間の根本である食や農を見直したいと、川崎市の農園で働きはじめました。
ふと思い出したのは、忙しい日々の中で出会ったミツバチのこと。
あたたかな太陽の光のもと、せっせと働くミツバチを見ていると、どこか心動かされるものがありました。どうしてもその光景が忘れられなかったといいます。農園で働くなかで、ミツバチを見ているうちに、養蜂家になろうと決心。
しかし、養蜂の研修をはじめた矢先に起こった、東日本大震災。お子さんが生まれることもあり、奥さんの親戚を頼りに、周防大島に移住し、養蜂業をスタートしました。
最初は不安だったという内田さんですが、青々とした山や海だけでなく、島に暮らす人々の温かさにすっかり魅了されたそう。
「島を見に行った次の日には、家が決まっていたんです」と笑いながら教えてくれました。
瀬戸内タカノスファームさんが定飼養蜂にこだわるのも、島を囲む自然のすばらしさはもちろん、自身が魅了された島の良さをもっと多くの人に知ってもらいたいという想いもあります。
豊かな自然と温かい人々に囲まれてできた、島のはちみつ。
次の世代へこの自然やミツバチをつないでいけるようにと、今日もミツバチと一緒に周防大島で暮らしています。
はちみつのおいしいレシピ
はちみつの結晶化について
冬季にお届けするはちみつは、白く固まっていることがあります。
はちみつに含まれるブドウ糖は、低い温度にさらされると白く結晶化する性質があるのです。
どうして? と不安に思われるかもしれませんが、これはとても自然なこと。はちみつが結晶する理由と、そのおいしい使い方をこちらで詳しくお伝えしています。あわせてご覧ください。