食材が引き立つ 純米100%の料理酒
和食に欠かせない調味料の一つ、料理酒。
食材を引き立てててくれるような料理酒を探していたときに出会ったのが、〈仁井田本家〉さんの「旬味」です。
料理酒には一般に塩やアミノ酸が添加されていることが多いのですが、「旬味」の原料はお米と麹、お水だけ。そのまま飲んでみると、キリッとした辛みのあとに、じんわりとお米の甘みが広がります。芳醇な味わいと香りはお料理に加えると主張しすぎることはなく、食材本来の旨味を引き立ててくれます。
アルコールの成分により味が染み込みやすくなるので、お野菜の煮物におすすめです。和食にはもちろん、ハンバーグや餃子などのひき肉料理に少し加えるとふっくら仕上がります。
つくり手のこと
仁井田本家(福島県郡山市)
「旬味」のつくり手は、福島県郡山市で300年以上続く老舗酒造〈仁井田本家〉さん。自然米と呼ばれる農薬と化学肥料を一切使わないお米、そして村の天然水を使い、酒造りをされています。
「300年以上同じ場所で酒蔵を続けてこられたのは、この地域の風土のおかげ。仁井田の酒と共に、田んぼや山、水も次世代に引き継がねばならない」そんな思いで、自然環境に配慮し酒造りを続けられています。
〈仁井田本家〉さんが料理酒をつくりはじめたのは、取引先の方との話がきっかけ。「今は塩やアミノ酸を添加した料理酒が多く出回っている、本物の料理酒をつくってはどうだろう?」
飲料用と料理用のお酒の大きな違いは、アミノ酸の量。アミノ酸が多く含まれると味わいがくどくなるため、飲料用ではできるだけアミノ酸を発生させないように発酵を進めます。反対に料理酒では、食材の旨みを引き出すためにアミノ酸は大きな役割を担っています。
〈仁井田本家〉さんは、飲料用の日本酒よりも発酵中の温度を高くし、微生物の動きを活性化することで豊富なアミノ酸を含んだ料理酒を作り上げました。お米、麹、お水だけのシンプルな材料。だからこそ、微生物の力で引き出されたお米の香りと風味がしっかり感じられ、甘い余韻を味わえます。
300年以上続く酒蔵から届いた、ほんものの料理酒をお楽しみください。