冷めても楽しめる、ハチミツのような甘みとリンゴのようなフルーツ感
⼟壌の豊かなシャン州ユアンガン地域では、
農家さんが自分の家の小さな庭で、コーヒーを大切に育てています。
バナナやみかんにパパイヤ。多様な樹々の日陰で熟した果実を、ハニープロセスとよばれる方法で精製しました。
口当たりのよいハチミツのような甘みと、冷めても続くリンゴのようなフルーティさが特徴です。
【生産地】ミャンマー シャン州 ユアンガン(標高1400~1600m)
【内容量】150g
【精製】ハニー
【焙煎】ハイロースト
【品種】アラビカ種 カトゥーラ、サンラモン他
【栽培】栽培期間中農薬化学肥料不使用
甘みをひきだすハニープロセスと、徹底的な選別。
「ハニープロセス」とは、コーヒーの果肉から種をとりだした後、
種のまわりについている甘い膜(ミュシレージ)を、あえて洗い落とさずに乾燥させて精製する方法です。
乾燥中にまわりの糖分により発酵がすすみ、
甘いフレーバーがひき立ちやすいことから、こう呼ばれます。
また、脱穀後の選別も徹底しています。
豆の大きさをわけるスクリーン選別と、欠点豆を取り除く手選別は、
品質を追求する生産者であれば多くの産地で行われていますが、
2018年から比重選別機を導入し、身がしっかりつまった豆だけを選別することで、ハチミツのようにとろっとした質感を実現しました。
「ミャンマーをコーヒーベルトに。」ジーニアスコーヒーの挑戦。
ミャンマーのコーヒーは、アメリカでは”東洋のパナマ”と称されるほど、
東南アジアで美味しいコーヒーができる新しい産地として近年注⽬を浴びています。
その中でもジーニアスコーヒー(Genius Shan Highlands Coffee)の代表Tun(トゥン)さんは、
現地の社会的企業家として農家さんとともに成⻑を続けています。
急速な経済発展に伴い農村部から若者がどんどんでていってしまう中で、
コーヒーづくりを彼らが誇れる仕事にしようと活動されています。
例えば地域ごとのリーダーたちに対して苗木など資材の提供、
技術指導やコミュニティづくりのサポートを行ったり。
環境に配慮した栽培や精製⽅法の導⼊にも取り組んでいます。
2018年には地域最⼤の精選場をオープンし、より多くの農家さんのサポートができる体制を整えています。
私たち海ノ向こうコーヒーは、ラオスの農家さんとの試行錯誤を伝えることで貢献していきます。例えばコーヒーの精製過程ででる廃水を、微生物を使って浄化するシステムなど。
ジーニアスコーヒーの日本への輸入は2018年がはじめて。
飲んでみて「ミャンマーに、こんなに美味しいコーヒーがあったんだ!」と言っていただけると、何より嬉しいです。
「豆」を購入いただき、
ご自宅で挽いていただくのをオススメしています。
