後味さっぱり、沖縄育ちのバナナ
沖縄の太陽と大地の恵みを受けて育った、えぐみが少なく、やさしい味わいの清麗(せいれい)バナナをお届けします。
お届け時に青い場合は、黄色くなるまで常温で追熟してください。少し青みがかっているときは、さわやかな香りと硬めの食感、完全に黄色く熟すと、もっちりとした食感に変わります。お好みの熟度でお楽しみください。
まだまだ流通が少ない国産バナナですが、沖縄ではその温暖な気候を活かした栽培が行われています。清麗バナナは、甘味と酸味のバランスがよく、さっぱりとした後味が魅力。農家さんにお聞きしたところ、そのまま食べるのはもちろん、熟したものを冷凍して、シャーベットにして食べるのもおすすめだそう。試してみてくださいね。
清麗バナナのおいしい食べ方
皮が緑色の状態でお届けすることがございます。その場合は、常温で追熟させ、お好みの熟度でお召し上がりください。シュガースポット(黒い斑点模様)が出てくると、柔らかく甘味もあって、食べごろです。
黄色くなってきたら一気に追熟がすすみますので、お早めにお召し上がりください。
つくり手のこと
グレイスファーム 比嘉吉廣さん(沖縄県読谷村)
沖縄本島で30年農業を営むグレイスファームの比嘉さん。これまではトマトやキュウリを育ててきましたが、最近では、バナナ、マンゴー、パッションフルーツ、モリンガ、ツルムラサキなどのあたらしい品目にも挑戦。化学合成農薬や化学肥料の使用を少なくして、土の力を生かした栽培に取り組んでいます。
水はけはよいものの、保水力と肥料の持ちが悪く、もともと野菜やバナナの栽培には不向きだった読谷村の土。比嘉さんは30年かけて、土壌の改良をつづけてきました。
地域のものが循環するよう心がけ、用いたのは、暑い沖縄の夏に伐採された街路樹からなる、草木のチップ。
乾燥させた草木のチップと米ぬかを土に混ぜて耕すことで、徐々に微生物が働きやすい環境に。自然のままの山や森のなかと同じように、植物と微生物のネットワークで成り立つ土壌を育ててきたのです。
バナナの栽培をはじめたのは、2021年。これまで沖縄のバナナは、庭先に植えてそのまま収穫する自家栽培がほとんどでした。まだまだ海外産のバナナが多いけれど、亜熱帯で気候的にも栽培に向いている沖縄のバナナを、もっと食べてもらえたら。比嘉さんは、これから栽培面積も増やし、ますます力を入れていきたいとおっしゃっていました。