あっさりした甘み、もちもちの玄米
岡山で古くから愛されてきた朝日米をお届けします。
大粒で、粘りがつよく、程よいぷちぷち感で食べごたえがあるお米。
あっさりした甘さで、どんなおかずにも合います。
山崎さんのお米づくり
生産者の山崎さんは朝日米、雄町米、ミルキークイーンなど、いろいろな品種のお米を育てています。
種まきから収穫までの期間が変わる、早生(わせ)、中生(なかて)、晩生(おくて)の品種を育てることで、それぞれを一番よい状態で収穫できるように工夫しています。
今回お届けする朝日米は、晩生(おくて)。生育期間が長く、5月下旬と6月中旬の2回にわけて田植えをし、11月に入って稲刈りをします。じっくり時間をかけて育てることで、お米が熟成され、味わいも深くなります。
乾燥も時間をかけてゆっくりと。はじめは熱をかけずに乾燥機にかけて水分をとばします。その後、低温で乾燥させたあと、3、4時間寝かせ、最後にもう一度低温で。ゆっくり乾燥させることで、粒がつよくなり、胴割れ(お米が割れること)もなく、品質のよいお米になります。
つくり手のこと
■山﨑農園 山﨑正人さん(岡山県倉敷市)
在来種「朝日米」を受け継ぎ、守りつづけている岡山県で、山﨑さんは生まれ育ちました。
もともとは自動車部品メーカーで設計の仕事をしていたそうですが、子どもを授かったことをきっかけに、子どもには農薬や化学肥料を使わずに育ったものを食べてほしいと、実家の農園を継ぐ決意をしました。
「朝日米はしっかり噛んでこそ美味しさがわかる。派手さはないけれど、ひと口ひと口お米を味わって食べたい方に喜んでもらえると思う」と山崎さん。
籾が落ちやすく、稲も倒れやすいので、育てるのが難しい朝日米。生産者さんは年々減っていますが、その味に惚れ、地元岡山の味を守りたいという想いでつくり続けていらっしゃいます。
ご注意点
■玄米の調製年月日について
玄米には裏面の品質表示ラベルに調製年月日を記載しております。
調製年月日とは、農家さんがもみすり(稲もみからもみ殻を取り除いて玄米にする作業)をした日付のことです。
年に1度のお米の収穫に合わせてもみすりをする農家さんが多いため、調製年月日には稲刈りのころの日付が記載されていることがほとんどです。
玄米は、白米と違って、適切な保存状態であれば長期保存してもほとんど劣化しませんので、調製年月日から時間がたっていても品質には問題ございません。
■小石や種の混入について
坂ノ途中がお取り引きしているお米農家さんは大規模とは言えません。大手の精米所で用いられるような高性能な選別機を使用していないことがほとんどです。そのため、丁寧に選別はしているものの、稲刈り時の小石や、クサネムと呼ばれる雑草の種(小さな黒い粒)がお米に混ざってしまうことがございます。
お米の品質には問題ございませんので、お米を研ぐ際に取り除いてお召し上がりいただければと思います。気になるような状態でしたら、お手数ですがご連絡くださいませ。
■お米の保存について
お米の保存は、風通しがよく、直射日光のあたらない、15度以下の場所が適しています。
季節や温度を気にせず、お米をおいしく保つことができる場所は、冷蔵庫の野菜室です。ーにおい移りを防ぐため、ペットボトルや密封できる容器に入れて保存し、お届けから30日を目安にお召し上がりください。
■コクゾウムシについて
虫などの侵入を防ぐために倉庫の管理や選別機でのチェックを丁寧に行っていますが、まれに「コクゾウムシ」と呼ばれる虫がお米の中に入り込んでしまうことがございます。虫は、畑ではなく収穫後に侵入し、お米に産卵して増えていきます。虫が侵入したお米がひと粒でも入ってしまうと、特に常温保存では短期間で増えてしまうことがございます。
気温が20度を超えると活動が活発化するので、気温・湿度が高くなる時期には、特にお米の保存場所にご注意ください。
田んぼと食卓むすぶ まいにちのお米
お米が育つ背景や、その豊かな味わいについてもっとお伝えしたい。そんな思いを込めて、「田んぼと食卓むすぶ まいにちのお米」というお米の特集ページをご用意しました。
おいしいお米を味わうことが、田んぼとわたしたちの食卓をむすび、未来につづく農業や暮らしを考えるきっかけとなりますように。