いろいろな梅しごとに
梅のなかでもっとも早く収穫がはじまる小梅。
いろいろな梅しごとにぴったりのかわいらしい小梅を、熊野古道に沿うように散在する、紀州田辺の畑からお届けします。
小粒で実がぎゅっとしまっているので、梅シロップ、醤油漬け、ピクルス、カリカリ梅などに向いています。早く漬かり、小さな瓶で保存できるので、手軽にいろいろな梅しごとに挑戦できます。
梅農家の宇田川さんによると、小梅でシロップをつくると、南高梅などにくらべて甘い香りが強くでるのだとか。子どもたちには、小梅のシロップはとても人気があるそうです。
かわいらしいひとくちサイズなので、梅干しを漬ければ、おにぎりにもお弁当にもぴったりです。梅干しづくりに使用する場合は、風通しのよい場所で2~3日追熟させて、ほどよく黄熟した状態でお使いくださいね。
梅農家さんのこと
田辺印の会 宇田川啓太さん(和歌山県田辺市)
海と山を結ぶように世界遺産・熊野古道が通る、和歌山県中南部の田辺市。この地域では、江戸時代から梅の栽培が盛んで、今も日本有数の産地として知られています。
田辺印の会・宇田川啓太さんの畑があるのは、田辺市のなかでも山側の地域。海側とくらべると、収穫時期が1、2週間遅く、そのぶん市場では不利になることも。また、木が育つのは急な斜面で、作業性も悪くなってしまいます。
けれど、山の畑には優れているところがあります。それは、周囲に山林が広がり、生物多様性に恵まれていること。たとえ梅の木にとって害となる虫がいたとしても、近くにはその天敵がいる。だから、多くの農薬を使わなくても、ある害虫が一気に増えるということはそうないと言います。「自分の努力で何かが変えられるとは思わない。自然になるようになることが大事で、自分はそこに少し手を添えるだけ」
宇田川さんは、山の斜面を歩き、畑に植わる400本の木を見て回ります。そして、土に肥料を与えたり、枝の剪定をしたり、伸びた草を刈ったり、自然に寄り添いながら、梅の実がすこやかに育つよう、手助けをしているのです。
砂糖や塩も一緒にどうぞ
梅と一緒に砂糖や塩もセットでお届けいたします。梅酒や梅シロップには氷砂糖とのセットを、梅干しには沖縄の海水塩とのセットがおすすめです。
※オプションからお選びください
■氷砂糖
北海道のてんさい糖から作った氷砂糖です
・名称 氷砂糖(国産)
・原材料名 砂糖(国産)
・お届け内容 氷砂糖 1kg
沖縄の南端、糸満市の沖合い2000mの海水を、平釜でじっくり煮詰めてつくられたお塩。ミネラルを豊富に含んでいるので、まろやかさのなかに、どこか甘みや苦みを感じる味わいです。
・名称 食塩
・原材料名 海水(沖縄県)
・お届け内容 沖縄の海水塩 青い海 500g
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瓶もご用意しています
梅酒や梅シロップにおすすめの瓶もご一緒にいかがでしょうか。つくる量に合わせてサイズをお選びください。
※瓶はセットに含まれておりません
サイズの目安
2Lサイズ…梅酒なら梅500g、梅シロップなら梅500g~800gを漬けるのに最適です
4Lサイズ…梅酒なら梅1㎏、梅シロップなら梅1.5kgを漬けるのに最適です
小梅のレシピ
梅農家の宇田川さんにつくり方を教えてもらいました。
塩漬けや醤油漬けにしてもおいしい小梅ですが、ここではさっぱりと梅の風味が引き立つピクルスのレシピをご紹介。材料は小梅、塩、酢だけで手軽につくれます。
小粒で食べやすく、見た目もかわいらしいので、カレーに添えたり、お弁当に入れるのもおすすめですよ。
■農家さんより
「小梅は塩漬けや、シロップにも」
小梅は、梅と同様、塩漬け・土用干しをして梅干しをつくることもできますが、実を干さずに塩漬けするだけでもおいしく食べられます。
小梅の塩漬けをつくる場合は、小梅の重量に対して塩分15%くらいがおすすめです。塩分を5%まで減らすと、お酢を入れないとカビが発生する可能性が高いです。梅酢が上がってくるので、そのまま1か月ほど待って完成。
カリカリとした食感が好きな方は、硬めの小梅を使い、卵の殻をだしパックのような袋に入れて一緒に漬けてみてください。果肉が柔らかくならず、オリーブ漬けのようなしっかりとした食感に仕上がります。
熟した小梅でつくるシロップもおすすめ。小梅で漬けると、いちごジャムのような甘い香りが強く出るように感じます。子どもたちからも、小梅のシロップはとても人気がありますよ。
梅しごとのレシピ
梅シロップ、梅酒、梅ジャム、梅味噌、梅干し……
はじめて梅しごとをされる方にも分かりやすくご紹介しています。
梅シロップや梅酒の実をつかったレシピもおすすめです。
梅のお届けと梅しごとスケジュール
梅のお届けは、5月下旬の「熊野古道の小梅」からはじまり、6月上旬から「梅」、6月中旬から「南高梅(黄熟)」へと移り変わっていきます。
それぞれのお届け時期にあわせて、梅しごとを計画してみてくださいね。