うまみたっぷり 力強い水俣のひじき
熊本県水俣市の海で育ったひじきを、潮風でじっくりと乾燥させました。芽ひじきと呼ばれる、ひじきの葉の部分だけでなく、茎の部分もついているので、うまみと磯の香りをしっかり感じられます。
収穫後に水で洗った後に煮てから乾燥するひじきもありますが、すぎもと水産さんのひじきはそのまま乾燥してされているので、歯ごたえがよく、噛めば噛むほど深い味わいが広がります。
お湯に一晩つけて、煮物や炒め物などに使うのがおすすめです。戻した汁もひじきのおだしが出ているので、お味噌汁や煮物のだし汁として使ってみてくださいね。
スタッフとすぎもと水産のひじき
袋をあけるとふわっと広がる磯の香り。お湯に浸すとその香りはさらに広がり、これはもう美味しい……! と、食べてもいないのに感じました。
乾燥していたひじきは、ぐんぐん水分を吸い込んで、ぴんとハリのある姿に。
芽ひじきしか知らなかった私は、これが海にいるときのひじきなのかな、と力強く生命力あふれる姿に驚きました。
待ちきれずに、料理する前にそのままひと口。コリコリした食感に、心地よい磯の香りが広がります。
煮物にしても、歯ごたえや香り、旨味がしっかり残っていて、やっぱり美味しかった、と嬉しくなりました。こんなひじきもあるんだ!と、今まで知らなかったひじきの魅力に出会えました。(おいしいもの担当:今村)
つくり手のこと
すぎもと水産(熊本県水俣市)
すぎもと水産の杉本実さんは、海でひじき漁をしながら、両親から引き継いだ畑で甘夏みかんの栽培もしています。
九州西部の内海、不知火海につづく沿岸の地域では、風と潮流を利用した漁業が昔から人びとの生業になっていました。しかし、1940年代に水俣病が発生。多くの人や動物、自然を傷つけました。水俣の漁師たちは海を追われ、陸に上がり、生活のために甘夏みかんの栽培を始めたそうです。
人に毒を盛られた者は決して他人に毒を盛らない。
海と山は恋人同士。
すぎもと水産の実さんの母・栄子さんの言葉です。
海を守るためにも、山で農薬を使わない。実さんは、今もその思いを受け継ぎながら、海と山でたくましく生きています。
からたちさんのこと
すぎもと水産さんのことをご紹介くださったのは、農薬を使わない柑橘類の栽培と販売、その他の加工品販売をされている、同じく熊本県水俣市にあるからたちさんです。
からたちとは、さまざまな柑橘を接ぎ木するときの土台に使われる柑橘の名前。根っこから水分や栄養素を吸い上げ、接ぎ木された柑橘の手助けをしています。
からたちのように、生産者と消費者をつなぎ、水俣病の患者さん達が植えたみかんを今後も守り、次世代へつなぎたい。そして、なるべく自然に負荷をかけない栽培を貫きながら、実ったみかん一つから水俣を伝えるために、自分たちの役割を果たし、根を張っていきたい。ただ売れればいいみかんではなく、世の中を問う水俣のみかんであり、どんな未来を作っていきたいかを考える、きっかけのみかんであってほしい。
そんなからたちさんの想いに共感し、私たちも彼らの甘夏や不知火などの柑橘類、加工品を多くのひとにお届けしたいと考えています。
商品詳細
・名称 ひじき
・原材料名 ひじき
・内容量 80g
・賞味期限 お届け後50日保証
・保存方法 直射日光をさけ保存
・製造者 すぎもと水産(熊本県水俣市)
・販売元 からたち(熊本県水俣市)
・栄養成分表示 (80gあたり)エネルギー112kcal/タンパク質8.48g/脂質1.04g/炭水化物44.96g/食塩相当量2.88g(推定値)
・取り扱い基準 坂ノ途中の加工品取り扱い基準について、詳しくはこちらをご覧ください
・注意事項
- – 開封後は要冷蔵
- – 表面に白い粉状・毛状の物質が発生する場合があります。これは、ひじきに含まれるうまみ成分「マンニトール」や塩の結晶ですので、安心してお召し上がりください
- -乾燥前に洗浄しておりますが、取り除けなかった小さな甲殻類のエビやカニの幼生(ゾエア幼生)が混ざることがございます。