サトウキビ蜜「ボカ」をからめた、ローストナッツ
4種類のナッツ(ピーナッツ・クルミ・カシューナッツ・アーモンド)をローストし、入野砂糖のボカ(サトウキビ蜜)を贅沢にからめた、やさしい甘味のおやつです。口に入れると、サトウキビのやわらかな甘味とナッツの香ばしさがひろがります。
おやつの時間にコーヒーや紅茶と一緒に。ウイスキーなどお酒のおつまみに。ピクニックや山歩きのお供にも。
手間を惜しまず丁寧につくられた味わいです。
つくり手のこと
上樫森(かみかしもり)(高知県黒潮町)
海も山も近くに感じることができる、高知県黒潮町。この町でサトウキビを育て、砂糖をつくる〈上樫森〉の田波憲二さんがボカナッツのつくり手です。
入野黒糖・ボカの原料はサトウキビだけ。シンプルだからこその奥深さ、面白さが黒糖つくりにはあると田波さんは言います。
伝統の砂糖づくり、入野黒糖
高知県黒潮町に江戸時代から伝わる「入野黒糖」。精製せずに仕上げる黒糖は、原料のサトウキビの質がそのまま色や味に表れます。気候はもちろん、畑の土質、水はけ、日当たり、肥料、品種、収穫のやり方、いろいろな要素が複雑に絡み合って黒糖の味わいをつくり出します。そうやって大切に育てられたサトウキビの汁を釜で何時間も焚き上げる伝統の製法。すっきりとした甘味とシャリシャリとした食感が入野黒糖の特徴です。
サトウキビ100%のボカ
「ボカッボカッ」。サトウキビの搾り汁は釜のなかで煮詰まるにつれて泡が大きくなり、音を出して弾けます。この段階で釜から上げた蜜を「ボカ」と呼び、黒蜜とはまた違う風味の蜜になります。黒蜜は溶かした黒糖に水飴や蜂蜜を混ぜてつくられますが、ボカは100%サトウキビでつくります。サトウキビらしい風味があり、やさしい甘さが感じられます。
サトウキビ畑のこと
高知県黒潮町の砂地に〈上樫森〉さんの畑はひろがっています。砂地では養分の分解が早く、えぐみとなる余計な成分がサトウキビに残りにくいため、糖度が高く質の良い黒糖ができます。
いつまでもきれいな川や海で遊びたい、サトウキビが元気にたくましく育ってほしいという思いから、畑で農薬・化学肥料は使っていません。サトウキビの搾り粕や枯れ葉はすべて畑に戻し、いろいろな生き物が暮らしやすい環境を整えることを心がけています。