夏にぴったり!ポルトガル北部ヴィーニョ・ヴェルデの爽やかな白ワイン
今月は、暑い時季にぴったりのポルトガル産白ワイン2本セットをご用意しました。
どちらもポルトガル・ヴィーニョヴェルデ地域のもので、フレッシュで爽やかな味わい。アルコール度数が低くさらっと飲めるのも、この時季におすすめしたい理由のひとつです。
軽やかで、気取らない日常の食卓にもうってつけ。とくに、素材をいかしたシンプルな味付けの野菜料理と相性が良いです。ワイングラスではなくコップに注いでも。気軽に楽しんでくださいね。
今回はどちらも白ワイン。緑のラベルに鳥の描かれたビコ・アマレロは、誰が飲んでも、おいしい! と思えるような親しみを感じる味わい。レモンや青りんごを思わせるフレッシュな香りがあり、まろやかでやわらかな飲み心地です。
もう1本のジェルミナール は、力強い、辛口の白ワイン。酸とミネラル感がしっかりあり、食事にぴったり。甘さ控えめでどんなお料理ともあわせやすいですが、とくに暑い日に食べたくなるエスニック料理との相性が良いので、試してみていただきたいです。
爽やかな夏のワインを楽しんでいただけたら嬉しいです。
●ワイン担当 吉村友希
エスポラン ビコ・アマレロ ヴィーニョ・ヴェルデ 2021
ヴィーニョ・ヴェルデ地域の3つの産地の、それぞれ個性ある3種類のブドウ品種をブレンドした辛口の白ワイン。リマ地区のロウレイロ、モンサン・メルガッソ地区のアルヴァリーニョ、バイオン地区のアヴェッソと、3つの個性が混ざり合い、それぞれの良いところが活かされた、バランスのとれた味わいです。
レモンや甘夏のようなフレッシュな柑橘の爽やかさと、青りんごやトロピカルフルーツのようなジューシーで豊かな香り。口に含むと明るく溌剌とした酸味が広がりますが、口あたりはまろやかで、しっかりとした厚みや骨格も感じます。長く余韻が続くのも特徴で、フレッシュなのに奥行きや深みがあり、満足感のあるおいしさです。
「ワインの展示会や試飲会で飲んでいただくと、誰もがおいしいと言ってくれる、そんなワインなんです」と、木下インターナショナルのバイヤー館農さん。クセがなく、素直に「ああ、おいしいな」と感じられる親しみやすさがあります。グリーンサラダや、野菜のフリットなど、シンプルな野菜料理との相性抜群です。
ラベルに描かれているのは、この地域を象徴する鳥、クロウタドリ。名前の「ビコ・アマレロ」は、黄色のくちばしという意味です。自然を大切にする造り手エスポランの想いが現れています。
産地:ポルトガル ミーニョ地方
ヴィンテージ:2020年
品種:ロウレイロ、アルヴァリーニョ、アヴェッソ
ワイナリー:エスポラン(キンタ・ド・アメアル)
ブドウの栽培:減農薬栽培。必要な場合にのみ限定的な農薬の使用あり
2|ソアリェイロ ジェルミナール ロウレイロ ヴィーニャス・ヴェーリャス 2020
ミーニョ地方を代表するポルトガルの固有品種、ロウレイロ単一で造られた白ワイン。樹齢30年を超える樹々から収穫したブドウで造られています。
しっかりと切れ味の良い酸味と、ミネラル感が特徴的。白い花を思わせる豊かな香りがふわっと広がります。きれいなレモンイエロー色も爽やかで、夏らしさを感じます。卵型のタンクを使用して熟成していて、味わいに深みがあります。
酸味やミネラル感がしっかりあるこのワインは、食事に最適。とくに、魚のマリネやカルパッチョなど、魚貝類を使った料理とはよくあいます。野菜なら、きんぴらごぼうやキャロットラペなど、根菜とあわせるのがおすすめです。
また、ワインの味わいがしっかりしているので、生春巻きやヤムウンセン、ナンプラーをきかせたガパオなどタイ料理やベトナム料理とあわせても。坂ノ途中ではお野菜をつかったアジア料理のレシピをたくさんご紹介しているので、一緒に楽しんでいただきたいです。
産地:ポルトガル ミーニョ地方
ヴィンテージ:2020年
品種:ロウレイロ100%
ワイナリー:ソアリェイロ
ブドウの栽培:原則、農薬や化学合成肥料は不使用。必要な場合にのみ、最低限の農薬を使用する場合あり
つくり手のこと
■エスポラン
アレンテージョは、ポルトガルで近年最も注目されているワイン産地。この地域で中心的な役割を担ってきたのがエスポランです。2012年から、有機栽培、減農薬栽培に転換をはじめ、2020年には所有する700haの広大な畑すべてでオーガニック認定を取得しました。この年に、「Slow forward:ゆっくりとした前進」を方針として掲げ、自然と共存することを大切にワインを造っています。
広大な土地で認定を取得・維持するのは簡単なことではありませんが、自社だけにとどまらず、ブドウを仕入れる契約畑でも、減農薬栽培を推進し、アレンテージョ地域全体を持続可能な農法に転換することを目指しています。
そのエスポランがヴィーニョ・ヴェルデ地方でトップクラスと評価される伝統あるワイナリー「キンタ・ド・アメアル」を傘下に収め、その素晴らしい伝統と大切にしながら、さらにエスポランの哲学をあわせることで、エスポランのブランドとして世界に送り出したのが、今回のビコ・アマレロです。エスポラン、キンタ・ド・アメアルは、ともに環境への取り組みも、ワインの味わいも素晴らしく、坂ノ途中スタッフにもファンが多いワイナリーです。
■ソアリェイロ
ソアリェイロがあるのは、ポルトガル固有のブドウ品種アルバリーニョやロウレイロのふるさと、メルガッソ。ミーニョ地方の最北端で、スペインと川を挟んで国境を接する場所です。ここは、ポルトガル語の「ソアリェイロ」が意味するとおり、「日当たりの良い場所」です。大西洋の海岸線から100kmほど内陸にあり、海とのあいだには1,000m級の山がそびえています。この山が海からの湿った風を遮断するため雨が少ないという特徴もあります。
日当たりがよく、雨量が少ない、という2つのワインに適した条件を備えるこの地域では、ブドウがしっかりと完熟し、果実味豊かなワインを生み出すことができます。
また、当主のセルデイラさん兄妹は、持続可能な農業と、産地の味わいをワインに表現することを目指し、自然によりそった農法への転換を行なっています。自社だけでなく、地域のワイン生産の活性化も考え、近隣のブドウ生産者さんと一緒になって取り組んでいるのも、このワイナリーの特徴です。
おいしく楽しむために
~届いたら~
ワインの保管温度は16℃くらいが理想です。専用のワインセラーが無い場合は冷蔵庫の野菜室へ。室内の低い位置に置き、横になるように倒して保管するのがおすすめです。冷蔵庫のドアポケットは温度変化が大きいので、長期保管は避けてください。
~飲む前に~
■エスポラン ビコ・アマレロ ヴィーニョ・ヴェルデ 2021
飲み頃の温度は5~8℃。冷蔵庫から出してそのままの温度ですぐに楽しめます。おいしさをキープするために、冷蔵庫から出したあとも、できればアイスバケツのようなものにボトルを入れて冷やしながら飲んでください。
■ソアリェイロ ジェルミナール ロウレイロ ヴィーニャス・ヴェーリャス 2020
飲み頃の温度は8~10℃。冷蔵庫から出してそのままの温度で楽しめます。食事中はテーブルに置いてすこし温度をあげて楽しむのもおすすめです。温度が上りすぎないよう、冷蔵庫から出したあとも、できればアイスバケツのようなものにボトルを入れて冷やしながら飲んでください。
商品詳細
■エスポラン ビコ・アマレロ ヴィーニョ・ヴェルデ 2021
・品名 ワイン
・原産国 ポルトガル
・内容量 750ml
・アルコール分 11%
■ソアリェイロ ジェルミナール ロウレイロ ヴィーニャス・ヴェーリャス 2020
・品名 ワイン
・原産国 ポルトガル
・内容量 750ml
・アルコール分 12.0%
ご注意点(ご注文前に必ずご確認ください)
■送料について
・送料込みの商品です。別途送料はかかりません
■お届けについて
・常温での配送です
・ワインの輸入元の倉庫からお送りします。発送予定はメールでご案内します
・直送商品のため、お届け日の指定は承っておりません。また、天候不順や、災害等による交通機関の乱れが発生した場合、お選びいただいた期間内にお届けできない可能性もございます。あらかじめご了承くださいませ
■同梱資料について
それぞれのワインの説明書も一緒にお届けします。商品価格の記載のあるものは同梱いたしません
■荷姿について
・無地の段ボールでお届けします。化粧箱でのご用意はございませんので、あらかじめご了承ください