四万十町の糀屋さんがつくる、ほっとする甘さの米味噌

清流・四万十川が流れる、自然豊かな高知県四万十町。ここで古くから糀屋を営む、井上糀店さんの米味噌をお届けします。
麦味噌や白味噌など、味噌の種類は地域によってさまざまですが、高知県では米味噌が定番。なかでも、「このあたりでは、ちょっと甘めの味噌が昔から好まれているんです」と、7代目店主の井上雅恵さんが教えてくれました。

高知県で育ったお米でつくる米糀で仕込んだ味噌。大豆よりも米糀の量が多く、お米由来の自然な甘さと旨味を感じます。
お湯に溶くだけで、丁寧に出汁をひいたような、やさしいコクのあるお味噌汁に。くせがないので、ふだんお使いのお味噌と合わせてもなじみますよ。炒めものや煮付け、お鍋の味付けなど、どんな料理にも使いやすいお味噌。塩味は控えめなので、そのまま生野菜につけて味わうのもおすすめです。
素朴でほっとする、ちょっぴり甘めの米味噌を、日々の食卓にいかがですか。
釜戸で米を蒸し、石室で仕込む米糀

井上糀店さんでは、昔ながらの道具を使い、薪をくべ、ガスや電気に頼らずに糀や味噌を仕込んでいます。効率をよくするために機械を入れることも考えましたが、災害などのいざという時に、ご近所さんにお味噌汁とごはんを配れるようにしたい、と雅恵さん。その伝統的な仕込みかたを教えてくれました。
釜戸で蒸したお米を、木桶にうつして冷まし、ござの上で種付けをします。半地下の石室(いしむろ)の中で一晩寝かせたあと、室板(むろいた)と呼ばれる、平たい木の板に小分けして、もう一晩寝かせたら、米糀の完成。石室の中は、夏は涼しく冬は暖かいので、気温が上がれば扉を開き、下がればお湯を壁にかけたり、湯たんぽを入れて温度を調整します。
そうした環境で静かに育つ米糀は、仕込む季節や年によって、風味が少しずつ変わり、味噌の味わいにも違いが生まれます。その時々で変化するお味噌をお楽しみください。
つくり手のこと
■井上糀店 井上雅恵さん(高知県高岡郡四万十町)

1818年創業、文政元年から7代続く、四万十町の糀屋さんです。
幼いころからあたりまえのように糀づくりのお手伝いをしていたという雅恵さん。大学進学後はエンジニアとして会社勤めをしていましたが、お母さまの代で店をたたむ話が出たときに思い出したのは、幼いころの糀づくりの風景でした。この風景がみれなくなるのはいかん!と、家業を継ぐために四万十町へ戻ったのは、2011年4月。「地元に貢献する。地元のひとに食べてもらう。」ことを大切に、糀屋を守り続けています。
仕込みの時期になると、近所のお母さんたちや、同じ四万十町でお米を育てている農家さんまで、続々と手伝いに来られます。仕込みを手伝ってもらったあとは、みんなでお茶を飲みながら楽しくおしゃべりをするそう。「地域のお年寄りが元気に、長生きできる場にしたい」と語る雅恵さんの横を、手ぬぐいを被ったお母さんたちが笑顔で通る姿に、見ているこちらもほっこりします。
地元を愛し、愛される、井上糀店さん。ほかほかと湯気が立ちのぼる糀屋の風景を思い浮かべながら、ゆっくりとお味噌を味わっていただけたらうれしいです。
お味噌をつかったおすすめレシピ
きくいもと玉ねぎでつくる、白いポタージュです。豆乳と白みそでまろやかに仕上げました。ほっくり、とろとろの、なめらかな口あたりです。
ほっくりジューシーな焼きかぶを梅みそダレに絡めて、ごちそうおかずに。旬のかぶのいちばんおいしい食べ方はこれだ!と思えるレシピです。
京の伝統野菜・賀茂なす。実がしまっているぶん、じっくり焼くと、ふわっととろけるような食感になります。甘辛い田楽味噌には、おろししょうがを添えてさっぱりと。
商品詳細
・名称 米みそ
・原材料名 米(高知県産)、大豆、食塩
・内容量 300g
・賞味期限 出荷日含め45日保証
・保存方法 要冷蔵(10℃以下)
・製造者 井上糀店(高知県四万十町)
・栄養成分表示(100gあたり) エネルギー217kcal/たんぱく質9.0g/脂質4.1g/炭水化物35.9g/食塩8.6g(推定値)
・取り扱い基準 坂ノ途中の加工品取り扱い基準について、詳しくはこちらをご覧ください
・ご注意点 同じ場所で小麦を含む製品を製造しています





