のびのび育った鶏のひらがい卵
平飼い(ひらがい)とは、狭いケージの中ではなく、鶏本来の習性を発揮できるような、地面を自由に動き回れる状態で鶏を育てることです。鶏たちは太陽をたくさん浴びて、土の上でのびのびと育っています。
エサは、とうもろこし(遺伝子組み換えでない)や米ぬか、乾燥牧草や魚粉、ごま油かすなど。生産者さんそれぞれに、工夫した飼料をあげています。
元気いっぱいの鶏の卵は、コクがあってやさしい味わい。夏には水をたくさん飲むのでややあっさりめ、逆に冬は濃いめにと、季節によって味が変化します。また、飼料によっても味が変わり、鶏の月齢などによって、卵の大きさにもばらつきが出ます。
ゆでたまごや、たまごかけごはん、お野菜とあわせてたまご炒めやオムレツにも。卵本来のやさしい味わいをお楽しみくださいね。
生産者さんの紹介
坂ノ途中では複数の生産者さんの卵をランダムにお届けしています。
手間ひまかけて熱心に養鶏に取り組まれている生産者さんたち。それぞれの卵の味わいをお楽しみください。
■佐藤養鶏場さん(奈良県御杖村)
佐藤養鶏場の佐藤さんは、陽気なお兄さん(写真左から2人目)。
奈良県の御杖村という山間部で、地域の仕事を生み出そうと、養鶏に取り組んでいます。
おいしい卵を届けるため、飼料の種類や鶏の品種を変えていくなど、日々試行錯誤されています。
■WABISUKEさん(京都府宇治市)
WABISUKE代表の岡さんは学生時代に国際協力に興味を持ち、メキシコへ留学(メキシコは、世界一卵の消費量が多いと言われているそうです)。帰国後、卵をとおして自分に何かできないかと考え、養鶏の世界に入りました。
養鶏を学び続けるなかで、動物福祉の観点から鶏がストレスフリーに過ごせる「ひらがい養鶏」をスタート。動物福祉の考え方をさらに広めていくことを目指し、2017年に株式会社WABISUKEを設立し、ひらがい卵の普及に努められています。
■古都風雅ファームさん(奈良県奈良市)
清澄な空気と山水が豊かな大和高原で養鶏をされている古都風雅ファームの牧野さん。鶏たちは、砂浴びや日光浴など、元気いっぱい自由に過ごしています。飼料はとうもろこしを使用せず、お米が主体。黄身の色は淡い黄色、やさしい味わいが特徴です。
■京農園よしださん(京都府京都市)
1平方メートル辺り2羽程度の薄い密度の中、のびのびと育った鶏が産んだ卵です。市販のものだけでなく、自分たちで育てた野菜なども与え、京都産のおからや乳酸菌を混ぜるなど飼料にもこだわっています。黄身はきれいな黄色です。
・生産者
佐藤養鶏場(奈良県御杖村)/WABISUKE(京都府宇治市)/古都風雅ファーム(奈良県奈良市)/京農園よしだ(京都府京都市)/会田共同養鶏組合(長野県松本市)/木次乳業有限会社(島根県雲南市)など
おすすめレシピ
ふわふわ玉子の甘さがやさしい一品。大きなフリルレタスも火を入れるとボリュームダウンするので、ペロリとたくさん食べられます。
卵とみりんの上品な甘さとマッシュルームの旨みが美味しい、コロンとかわいい、目を引くおかず。
ほかにも、卵をつかったレシピをこちらでご紹介しています。
試してみてくださいね。
卵の発送・状態について
・配達スタッフが細心の注意を払ってお届けいたしますが、配送状況によっては割れてしまう可能性がございます。
その場合はお手数をおかけいたしますがご連絡いただけますと幸いです。
・平飼いの鶏たちはとても活発に動くので、カラダをあちこちにぶつけ、その衝撃で卵のなかに血が入ってしまうことがあります。
品質には問題なく、取り除いてお召し上がりいただけますが、気になるような状態でしたらご連絡をいただければと思います。
・鶏の体調やえさの好み、水の飲みすぎなどにより、卵が若干水っぽい状態のことがございますが、産んでからすぐのものをお届けしており、卵が古いわけではございません。