まろやかな⼝当たりと芳醇な⽢さの余韻
ネパールの東端、インド・ダージリン地方と山を一つ隔てた場所に位置するイラム地方。その中心地から離れた丘陵地帯にある50世帯ほどの小さな村、ノムナで育まれたOOLONG TEA(ウーロン茶)をお届けします。
ウーロン茶のイメージを覆すような、クセがなくフローラルで上品な味わい。
口に静かになじむ甘みがあり、とろみを感じるまろやかな口当たりも特長です。二煎目、三煎目も、そのフレーバーを楽しめます。
おやつなど甘いものも良いですが、スパイスがぴりりと効いた中華料理など、お食事と一緒にいただくのがおすすめです。
つくり手のこと
Mai Pokhari Tea Processing Centernter(ネパール イラム地方 ノムナ村)
つくり手は、ネパール東部、イラム地方のノムナ村に2012年に設立された小さな製茶工場「マイ・ポカリ・ティー・プロセッシング・センター」です。工場の名前の由来になっている「Mai Pokhari」は、ネパール人なら誰もが知っている有名な湖。仏教とヒンズー教の巡礼地であり、アニミズムも息づく、とても自然豊かな場所です。
ノムナ村は標高が高く、品質の高い茶葉が育ちます。暮らしている60世帯のほとんどはお茶農家で、それぞれの畑で朝に収穫された茶葉がMai Pokhari Tea Processing Centerに持ち込まれ、その日のうちに精製が開始されます。
代表のマン・クマル・ムキヤさんは、工場の開業当初はスタンダードな紅茶をつくっていましたが、中国や台湾の「ウーロン茶」に興味を持ち、唯一無二のネパール産ウーロン茶をつくろうと決意。以来ウーロン茶の生産を専門にされています。発酵を促進するために独自の工夫を凝らすなど、試行錯誤をして豊かな味わいを作り出しています。「ネパールでこのようなウーロン茶を作ることのできる工場はない!」と自信たっぷりに語ってくれました。
ネパールのお茶と、海ノ向こうコーヒーの出会い
海ノ向こうコーヒーは、2017年から、ネパールの農家さんと一緒にコーヒーづくりに取り組み、「ネパールのつぼみコーヒー」としてお届けしています。何度もネパールに通うなかで、2024年、イラムのお茶農家さんたちと出会いました。はじめて訪ねたときに振舞ってくれたお茶の美味しさに驚いたことが、私たちとイラムティーとのおつきあいのはじまりです。
イラム地方はインドのダージリン地方と隣接していることから、その茶葉はダージリンティーのブレンドに用いられることが多く、「イラムティー」としてはあまり知られていません。いいお茶をつくりたい、そしてそれを「イラム」の名前でたくさんの人に届けたい、という農家さんの想いにふれ、一緒につくりあげたのが今回の商品です。農家さんたちの暮らしのこと、自然との調和や地域コミュニティを大切にするすがた。お茶の味わいと一緒に、みなさんにお伝えしたいと思います。
詳しくはこちら。「お茶、はじまります。海ノ向こうコーヒーのお茶物語」≫
おいしい淹れ方
スタッフおすすめの淹れ方をご紹介します。
より濃くフレーバーを出すために、茶葉を多めに、抽出時間を短くしたレシピです。フローラルな印象と、甘さがより引き立ちます。
【準備するもの】
茶葉:12g
湯の温度:沸かしたてのお湯
投入湯量:1回の抽出につき300ml
【淹れ方】
1)茶葉を量ります。カップを温めておきます。
2)ポットに茶葉をセットし、沸かしたてのお湯を注ぎます。
3)1分蒸らします。
4)スプーンで軽く混ぜ、茶こしで茶葉を濾します。
5)カップに注ぎます。
【ポイント】
三煎目までおいしくいただけます。蒸らし時間を、二煎目は約2分、三煎目は約3分に調整してください。
二煎目以降は少し渋みも出て、味にコクが出てきます。味わいの変化もお楽しみください。
複数のカップに注ぐ際は、濃さが均等になるように少しずつ分けて注ぐと良いです。
商品パッケージには、イラムの生産者さんおすすめの淹れ方を記載しています。淹れ方による違いもお楽しみください。
商品詳細
・名称 烏龍茶
・原材料名 半発酵茶
・原料原産地 ネパール
・内容量 50g
・賞味期限 お届け後240日保証
・保存方法 直射日光、高温多湿を避けて冷暗所で保存
・販売者 株式会社坂ノ途中
・使用上の注意 開封後はお早めにお召し上がりください
・取り扱い基準 坂ノ途中の加工品取り扱い基準について、詳しくはこちらをご覧ください