場所 日本全国
開始 2017年
目的 オーガニックをひらかれたものにし、オーガニック・エコ農業多くの人たちのものとしてひろめていくこと
担当 片山 大
運営 次代の農と食をつくる会

プロジェクトサイト

farmO
オーガニックをひらくファーモ

ファーモは有機農業や環境保全型農業など、環境に与える負荷の小さな農業をひろめていくためのWebサービスです。
農家さんが販路を、飲食店さんが仕入れ先を開拓したり、それぞれが情報交換をしたり、作付け計画をもとに買いたい人、売りたい人、誰もが簡単にコミュニケーションを取ることができます。
登録は無料。ファーモに登録して一緒にオーガニックをひらかれたものにしていきましょう!

坂ノ途中がファーモをはじめた理由

坂ノ途中は持続可能な農業が社会に浸透することを目指しています。ひとつの方法として、有機農業を実践する農家さんのパートナーとなり、彼ら、彼女らの抱える大きな問題のひとつである販路を担おうとしています。
おかげさまで、多くの農家さんに声をかけていただき、日本各地のお客さまにお野菜をお届けしてはいますが、品質や量の問題や、ぼくたちが京都を拠点にしているという地理的な問題でどうしても扱いきれない野菜があり、悩んでいました。
未来につながる農業の普及をさらに加速させていくためには、より多くの人たちとを巻き込んでいく必要がある。なにかいい方法は無いだろうかと考えていたところ、同じように有機農業の未来に問題意識を持っていたグループと出会い、<次代の農と食をつくる会 http://jidainokai.com/>を結成し、ファーモの開発に取り組みはじめました。
ファーモは農林水産省のオーガニック・エコ農産物安定供給体制構築事業の補助を受けて、行政と民間企業で連携してすすめています。

ファーモができること

オーガニックの農産物は、慣行農業の野菜とくらべて、市場流通が難しいため、売りたい人たちは販路の開拓に悩み、買いたい人たちは仕入れ先の開拓に苦労しています。
売りたい人と買いたい人がいるのにつながることができない。

この問題を解決していくために、ファーモでは「さがす」機能を開発しました。条件や地域に合わせて生産者や買い手を探し、仕入れ先や販路を発見することが可能です。
現在、300を超える生産者と、150を超える流通業者や飲食店などの買い手が登録しているので、きっとみなさまのお取り引きにつながるパートナーを見つけることができるはずです。

そしてファーモには、参加している人たちが思い思いにコミュニケーションをとっていくための「ひろば」があります。
有機農業に取り組む人たちは新規就農者が多く、農地が限られていることから、地域が分散しがちで情報が偏っています。また、消費者と生産地もかなり隔たりがあります。「ひろば」は、こうした問題を解決していくためのコミュニケーションの場になろうとしています。

ぜひ使ってみてください。

ファーモが目指していること

ファーモのスタート地点は販路の開拓でしたが、農業を未来につづくものとするためにはまだまだやらなければならないことがあります。
たとえば、中長期的な見通しを持った作付けと買い付けのしくみをつくり、農作物の安定的な供給を目指す。物流コストを押さえ込むための共同物流のしくみをつくる。
坂ノ途中は少量かつ多頻度の物流・受発注のノウハウを日常の業務で積み重ねていて、それを土台としてファーモの開発は進んでいます。
人の手から人の手へという、流通の課題を解決していくことで、ファーモはオーガニックに誰もが取り組める世界を作ろうとしています。

一度、試してみてください。使いにくい点やご提案などがございましたらファーモ事務局までお知らせくださると有り難いです。また、開発に協力したい方、パンフレットの送付のご依頼や、説明会などをご希望の方もお気軽にご連絡ください

お問い合わせ先
ファーモ事務局 [email protected]

※1 有機農業をめぐる事情 農林水産省 生産局農業環境対策課 平成30年3月
http://www.maff.go.jp/j/seisan/kankyo/yuuki/attach/pdf/29yuuki-2.pdf