橙色のうつくしい梅、橙高(とうこう)
梅の産地・和歌山から、めずらしい品種「橙高(とうこう)」をお届けします。橙高は、梅の季節の終盤に収穫される品種。完熟するときれいな橙色に色づくのが特徴です。
完熟に近い状態でお届けしますので、色もうつくしく、追熟なしでそのままお使いいただけます。梅干しや甘露煮、梅ジャムづくりに特におすすめです。
橙高で赤紫蘇を入れずにつくる白梅干しは、橙高ならではのやさしい色あいに。酸味もどこかやわらかく、まろやかな味わいに仕上がります。
梅酒や梅シロップも、淡い橙色がとてもきれい。青梅とはまたちがう、桃のような豊かな香りと独特の色味に、つい引き込まれてしまいます。
収穫量が少なく、お届けできるのはほんのわずかな期間です。希少な橙高を使った梅しごと。梅の季節の締めくくりに、どうぞ楽しんでくださいね。
梅農家さんのこと
- 溝口博一さん(和歌山県田辺市・田辺印の会)
和歌山県田辺市出身の溝口さん。以前は市役所にお勤めで、田辺の特産品である梅を全国にアピールするお仕事をされていました。
溝口さんのふるさとは田辺市のなかでも山手のほう。平地とくらべると梅の生産性がとても低いことが課題でした。栽培方法を工夫して付加価値をつけることで、これを補えるのではないか。そう考えた溝口さんは、自分で梅の有機栽培に取り組もうと、生まれ育った土地での就農を決意されました。
はじめは周囲の理解も得られず大変だったそうですが、2008年に家族経営からさらに有機梅の栽培を広げるために「田辺印の会」を結成。今では14人のメンバーとともに、自然に寄り添った梅の栽培を続けていらっしゃいます。
お届けする「橙高」は、溝口さんイチオシの品種です。
雹(ひょう)の被害について
昨年、産地の和歌山では、暖冬の影響で梅の花が例年より早く咲いてしまいました。そのため、ミツバチの活動時期とずれてしまい、受粉がすすまず、実がつかない、大変不作の年でした。
今年は冬の気温が低く、花の開花がほぼ例年通りだったため、順調に実がつき、農家さんも私たちもひと安心していました。ところが4月に入って大粒の雹(ひょう)が数回降り、ついたばかりの小さな実にあたって、実を落としたり、傷つけたりといった被害が出てしまいました。
雹が当たってできた傷は、生長とともに乾いて目立たなくなりますが、一部凸凹が残っているものがございます。傷が乾いていれば問題なくお使いいただけますので、ご理解いただけますと幸いです。
砂糖や塩、お酒も一緒にどうぞ
梅酒や梅シロップには氷砂糖とのセットを、梅干しには沖縄の海水塩 青い海とのセットもご用意しております。
■氷砂糖
北海道のてんさい糖から作った氷砂糖です。
・名称 氷砂糖(国産)
・原材料名 砂糖(国産)
・お届け内容 氷砂糖 1kg
沖縄の南端、糸満市の沖合い2000mの海水を、平釜でじっくり煮詰めてつくられたお塩。ミネラルを豊富に含んでいるので、まろやかさのなかに、どこか甘みや苦みを感じる味わいです。
・名称 食塩
・原材料名 海水(沖縄県)
・お届け内容 沖縄の海水塩 青い海500g
※単品購入はこちらから≫
梅酒づくりにおすすめのお酒はこちらからご注文ください。
・品名 日本酒(純米酒)
・原材料名 米(国産)、米糀(国産米)
・アルコール分 20度
・精米歩合 90%
・内容量 900ml
・製造者 有限会社仁井田本家(福島県郡山市)
・販売者 株式会社片山(神奈川県川崎市)
瓶もご用意しています
梅酒や梅シロップにおすすめの瓶もご一緒にいかがでしょうか。つくる量に合わせてサイズをお選びください。
※瓶はセットに含まれておりません
サイズの目安
2Lサイズ…梅酒なら梅500g、梅シロップなら梅500~800gを漬けるのに最適です
4Lサイズ…梅酒なら梅1kg、梅シロップなら梅1.5kgを漬けるのに最適です
少量ずつ小分けにして、いろいろな梅しごとにチャレンジしたいときはこちらもおすすめです。
梅しごとのレシピ
■黄熟梅のシロップ/梅酒
完熟(黄熟)梅でシロップや梅酒をつくると、華やかで香り豊かに。梅農家の宇田川さんおすすめのレシピを教えてもらいました。
■梅しごとのレシピ
お家で楽しんでいただける、梅しごとのレシピです。
梅シロップ、梅酒、梅ジャム、梅味噌、梅干し……
基本からアレンジまで、はじめての方にも分かりやすくご紹介しています。
また、お手元でご覧いただける梅しごとのレシピをご用意しました。
以下からダウンロード・印刷してお使いいただけます。
■梅干し
■きほんの梅シロップ、梅酒、梅ジャム
梅のお届けと梅しごとスケジュール
梅のお届けは、5月下旬の「熊野古道の小梅」からはじまり、6月上旬から「梅」、6月中旬から「南高梅(黄熟)」へと移り変わっていきます。
それぞれのお届け時期にあわせて、梅しごとを計画してみてくださいね。