さわやかに香る、初夏の若採りとうもろこし

ひげの先までまるごと、みずみずしくやわらか。フレッシュな香りのヤングコーンを、兵庫県丹波市の水田農園さんからお届けします。
ヤングコーンは、とうもろこしが大きくなるまえの穂を若採りしたもの。収穫のタイミングがとりわけ難しいお野菜です。早すぎると可食部がすくなく、遅れると風味が落ち、硬くなります。水田農園さんは、穂の長さと太さを見て、また手で握ったときの感覚を頼りにして、収穫のタイミングを見極めます。もっとも良い状態で収穫、選別したものは、実が詰まってやわらかく、香り豊かです。
おすすめの食べ方は、網焼きやかき揚げ、フリット。皮ごと蒸し焼きにして、香りとともに味わったり、ひげもいっしょにさくっと揚げて、芳ばしさを味わったり。お塩をすこしつけると、甘みが引き立ちますよ。
つくり手のこと
■水田農園 水田一秀さん(兵庫県丹波市)

人がよろこぶ野菜づくりを大切にする、水田農園さん。
「きれいな野菜は、おいしい」その筋道を、有機農業の実践のなかで深めてきました。
土壌のバランス、日照、水。丹波の自然、気候を活かしながら、野菜がすこやかに、美しく育つ環境をととのえます。

2021年に丹波市に移住し就農した水田さん。夫婦ふたりで始めた農園は、いまではスタッフを通年で雇用するようになり、面積もすこしずつ拡大しています。
農園の規模をひろげる理由はおおきく二つあります。一つは、あたらしく農業に挑戦したい人の受け皿となり、地域にも人の流れを生むこと。もう一つは、持続的な体制づくりのためです。少人数での運営は、一人が欠けるだけでほかの人への負荷が大きい。仲間を増やし、そのぶん面積もひろげることで、より安定した野菜づくりができると考えています。

「農業という仕事はたのしい。だからこそ、入り口をつくっていきたい」── 人を思いやる姿勢を持ちながら、目の前の野菜と向き合い、水田さんらしい農の営みをつづけています。
おいしいものを食べること、その時間の幸せを信じて、食に関わる仕事へ。彼らのつくる野菜が、いま、おいしく幸せな時間を生んでいます。
保存のポイント
鮮度が落ちやすいお野菜です。乾燥しないように、ひげや皮をつけたまま冷蔵庫で保存し、2〜3日以内にお召し上がりください。
ヤングコーンのおいしいレシピ
ヤングコーンは皮つきのまま加熱することで、甘みやうまみをとじこめた、香ばしい蒸し焼きに。しっとりなめらかなひげも、まるごといただきましょう。
ひげまでおいしい、ヤングコーンのフリットをつくりましょう。
やわらかなひげをくるりと巻けば、外側はさくっと、内側はふんわりとした食感に。お塩をつけて、揚げたてをどうぞ。






