しそが爽やか、ひと味違う海苔の佃煮
まだまだ知られていないけれど、香川県は海苔の養殖がさかんな地域。今回お届けする海苔の佃煮は、瀬戸内海に浮かぶ香川県の小さな島・豊島にある〈soe farm〉さんからお届けします。
使用する板海苔は、佃煮にあうように、ほどよい堅さで、旨味がしっかりのってくる時季のものを使っています。素材の良さを引き立てられるように加えるのは、醤油、天日塩、梅酢、しその実のみ。
塩味が控えめなので、お子さんでも食べやすい一品です。アクセントとして入れたしその実のプチプチとした食感と爽やかな香りが味わいを深めてくれます。ごはんのお供はもちろん、冷奴にかけたり、チーズと合わせてトーストにのっけたり、さまざまに楽しんでくださいね。
つくり手のこと
soefarm 副田祥子さん(香川県豊島/岡山県玉野市)
瀬戸内の材料を使った季節の瓶詰め作りと、日本みつばちの養蜂をしている副田さん。瀬戸内海にうかぶ小さな島、豊島(てしま)で暮らしています。
「材料ひとつひとつにも季節によって味わいの違いがある。だから、瓶詰めでも季節ごとの良さをお届けできるように工夫しています」と副田さん。
《soefarmさんからのメッセージ》
かみしめるほど好きになり、毎日食べても飽きないもの。
そういう普通で素朴な食べものが、私の身体だけでなく誰かの身体を耕すための、ささやかな助けになればと思っています。
素朴ななかにも少し隠し味がきいていて、目新しさのなかにもどこかほっとする優しい味わいがある〈soefarm〉さんの瓶詰め、食べてみてくださいね。